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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と航空機エンジンの騒音を低減させる吸音ライナを研究。
大学院1年岩船翼さんが日本機械学会「若手優秀講演フェロー賞」受賞。

大学院1年次の岩船翼さんが、日本機械学会「若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。この受賞は、3月9日に行われた日本機械学会北陸信越支部第54期総会・講演会での講演発表に対するものです。

受賞者名:

岩船翼(工学研究科機械工学専攻 博士前期課程1年次・佐々木研究室所属/指導教員:佐々木大輔准教授。受賞当時は工学部 航空システム工学科4年次)

講演題目:

直交格子法を用いた2次元キャビティ流れの非定常流体解析

研究発表内容の概略:

岩船さんは航空機エンジンの騒音を低減させる部品「吸音ライナ」の性能向上についての研究に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門の研究者と共にaFJR(高効率軽量ファン・タービン技術実証)プロジェクトの一環として取り組みました。その吸音効率向上のために、数値流体解析技術を用いて、流れ場中における吸音性能の評価やメカニズムの解明を行うことが期待されています。岩船さんは、その構成要素であるキャビティ流れに対する解析手法の研究を行いました。この結果を日本機械学会北陸信越支部の講演会で発表し、受賞に至りました。

「若手優秀講演フェロー賞」は、日本機械学会が、大学院学生および企業若手研究者の意識高揚のため、 2004年3月より贈賞を行っているものです。金沢工業大学の学生の「若手優秀講演フェロー賞」受賞は、2012年度の光井康人さん以来2人めとなります。

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