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松任谷由実~影響から創造が生まれる~
金沢工業大学公開講座 創造学
音楽や映画、小説…。人は子供時代からずっと様々なものから影響を受けて成長していきます。
そしてその中から、音楽や映画の世界に進んでいく人もいるわけですが、アーティストと呼ばれる人達が影響を受けた音楽や映画と、彼等が創り出した作品の関係にはどこかマジカルなものすら感じられます。
松任谷由実が“ニューミュージックの創始者”ともいえる少女時代にプロコル・ハルムの「青い影」を聞いて曲を作り、昨年デビュー40周年の年のスペシャル・プロジェクトとしてプロコル・ハルムとの夢の共演を実現させたこともその顕著な例。
今回の創造学は金沢工業大学のレコードライブラリー(PMC)の膨大なコレクションの中から松任谷由実が自分の人生に影響を与えたレコードを選び出し、それを聞きながら創作と影響の関係を考察します。
日時:10月20日(日) 15:00~16:30(開場 14:30)
会場:金沢工業大学 多目的ホール
入場無料・定員500名
※期間中は駐車場が大変混み合いますので、公共交通機関をご利用ください。
松任谷 由実 (Yumi Matsutoya)
1954年1月19日 東京生まれ。
1972年大学在学中に荒井由実としてシングル「返事はいらない」でデビュー。1976年に松任谷正隆と結婚し、松任谷由実に。
革新的なステージを構築してきたアーティストであると同時に、本名だけでなく「呉田軽穂」名義で他のアーティストにも多数の楽曲を提供してきた。
2012年にデビュー40周年を迎えてもなお、音楽と演劇が融合する舞台「8月31日~夏休み最後の日~」への出演や、憧れのイギリスロックバンド プロコル・ハルムとの共演を果たす等新たな挑戦を続けている。同年11月20日にはベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」をリリース。
また、今年2013年7月、「ひこうき雲」がスタジオジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌に抜擢され、40年の時を経て配信ランキング 1位を獲得した。