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コンクリート構造物の補修、補強、アップグレード論文で山口晃史君が優秀論文賞を受賞

 
 社団法人日本材料学会が主催する第9回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムが平成21年10月30日に京都市の京大会館で開催され、大学院工学研究科環境土木工学専攻2年の山口晃史君が、「コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウム優秀論文賞」を受賞しました。

 このシンポジウムには、土木、建築、セメント化学などのコンクリートに携わる研究者・技術者が産官学から幅広く参加し、特に維持管理に特化した高度で専門性の高い60編の論文発表が行われました。この場において山口君は、工学設計IIIから修士研究まで一貫して進めてきた「腐食した鉄筋コンクリートに対する合理的な補修技術」の研究成果を発表し、厳正なる論文査読と発表審査を経て、40歳未満が対象となる優秀論文賞を受賞しました。


 山口君が所属する宮里研究室では、これまでにも1名を除く大学院修士課程修了生の全てが受賞をしており、先輩から受け継がれた良き伝統を6期目にも引き継いだことになります。特に今回のシンポジウムは、極めて専門性が高いため、学生が論文の査読を経て発表できることすら稀であり、受賞することは極めて困難である。したがって、3年前に当時博士後期課程1年生の花岡大伸君が受賞したことに続く大金星です。


 また、指導にあたった宮里准教授は、今春6月に竹内傑君が日本材料学会の第58期学術講演会で優秀講演賞を受賞しており、同年度に2人が受賞できたことは、研究室内で学生同士が切磋琢磨している環境が整っていることを感じると述べています。


【受賞論文題目】
「断面修復材料の電気抵抗が犠牲陽極材の防食性能に及ぼす影響」

【研究指導教員】
宮里心一 准教授

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