KITプロフェッショナルミーティング
2025年01月22日(水)
18:30
~
20:00
『オープンイノベーション時代の技術法務』出版記念イベント~スタートアップ企業の知財戦略とは~
・スタートアップ企業の経営者、知財・法務担当者の方
・コンサルタント、投資家など、知財をビジネスに活用したい方
・弁護士や弁理士として知財戦略の立案・実行に携わる方
■イベント概要
直木賞受賞作『下町ロケット』に登場する神谷弁護士のモデルとなった鮫島正洋客員教授は、約20年前に「技術法務」という新たな思考プロセス・考え方を創り出し、今も業界のトップランナーとして活躍し続けています。
その鮫島先生の新著『オープンイノベーション時代の技術法務』が、2024年6月28日に日本加除出版から上梓されました。音響機器、電子部品、ITサービス、バイオビジネス、生成AI、メタバース、大学の研究成果など、極めて実践的な18のスタートアップ成功事例を紹介しながら、企業やベンチャーキャピタル、そして大学という多様なステークホルダーとの対談を通して、技術法務のポイントが分かりやすく整理されています。
例えば、ディープテック系のスタートアップ企業が一定の企業価値(バリュエーション)を持つためには、特許を含めた知的財産権という形で自社の技術を表現する必要があります。なぜならば、それがバリュエーションを決める投資家や市場の要求だからです。そうこうしているうちに、より大きな企業から共同開発の声が掛かり、オープンイノベーションが成功すると、事業化の段階に進み、知財権のライセンスを出したり、類似・模倣ビジネスと戦っていかなければなりません。この段階では、ビジネス的な戦略性と知財・法務の融合的な見識が必要となります。
複数のベンチャーキャピタルや大学、さらには会計事務所や証券取引所などが関わってくる中で、 ビジネスモデルの構築から技術の収益化までを一気通貫でこなすのが、技術法務の真骨頂と言えるでしょう。技術法務とは、一言で言うと、知財戦略と契約実務のボーダレースな融合で、特にスタートアップ企業にとっては有効な手法として認知され始めています。しかし、「本当にそんなことができるの?」「技術法務ってどう進めていくの?」と、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、本書の出版を記念しまして、鮫島先生による特別講演会を企画しました。後半は数々のビジネス書ベストセラーを生み出してきた三谷宏治教授との対談セッションです。お知り合いや会社のお仲間とお誘い合わせのうえ、ぜひこの機会にご参加ください。
■講演詳細
・弁護士、弁理士、経営者、それぞれの役割
・オープンイノベーションの潮流と技術法務の進化
・18の実践的なケースに見る技術法務
・多様なステークホルダーと創る技術法務の未来
・技術法務で日本の競争力に貢献する
【現職】
内田・鮫島法律事務所 弁護士・弁理士
【プロフィール】
1985年、藤倉電線株式会社(現(株)フジクラ)に入社、エンジニアとして電線材料開発に従事し、筆頭発明者として40件を超える特許出願を行う。同社在職中に弁理士資格を取得。1992年から日本アイ・ビー・エム株式会社知的財産部所属、IBM社のノ-ベル賞受賞発明(1986年)である酸化物超伝導にかかる基本特許の権利化などの特許業務に携わる。1999年弁護士登録。2000年から松尾綜合法律事務所、2004年7月現職。直木賞受賞作「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとなった。
【現職】
KIT虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授
早稲田大学ビジネススクール 客員教授
女子栄養大学 客員教授
【プロフィール】
BCG、アクセンチュアを経て現職。アクセンチュアでは戦略グループ統括を務める。06年からは「教育」領域に専念。社会人の他、子ども・親・教員を対象に様々な教育活動中。著作多数。『経営戦略全史』はビジネス書大賞2014大賞、ダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位。『ビジネスモデル全史』は同2014第1位。放課後NPOアフタースクール、NPO法人3keys 理事。永平寺ふるさと大使。
■ 場所: 参加お申し込み時に、対面参加またはオンライン参加のどちらかを選択してください
■ 定員: 100名
■ 費用: 無料
■ スケジュール
2025年1月22日(水)18:30 - 20:00
18:45 - (受付開始)
18:30 - 19:30 『オープンイノベーション時代の技術法務』 記念講演/鮫島正洋
19:30 - 20:00 〜対談セッション&質疑応答〜/鮫島正洋、三谷宏治
※注意事項
・対面参加を希望する方は、そのまま虎ノ門キャンパスにご来校ください。オンライン参加希望の方には、イベント開催の3日前を目安にZoomミーティング情報をお送りします。
・ミーティングのIDやパスワードは、第三者には共有しないでください。出欠確認を行いますので、名前はフルネーム(例:虎ノ門太郎/Taro Toranomon)での参加をお願いします。