メカニカルサポートプロジェクトは、2023年度まで、地震が発生した際に人命救助活動をサポートするロボットの開発を進めてきました。これまでは、「人の探索」「がれきの除去」など複数の機能を持たせたロボットを開発してきましたが、評価・検証を行い、2024年度からは人が入ることのできない隙間に侵入可能な「探査性能」に特化した小型ロボットの製作に方向性を変更しました。
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方向性の変更に併せ、新機体のコンセプトを「探査性能の特化」、「人を探す」に決定し、コンセプトを基にした機体の駆動部と関節部の試作機を製作し動作確認を行いました。結果として転倒しても走行可能であることを確認し、「探査性能の特化」というコンセプトに沿った動作が実現可能であることが確認できました。現在は駆動部と関節部の改良に向けた設計を開始しています。 また、機体の小型化を実現するため、機体に合わせた基盤製作にも取り組んでいます。加えてロボットに搭載するマイコンとPC間をつなぐ通信プログラムの作成、その結果をPCに表示するためのプログラムの作成を行いました。
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新機体完成は2024年度内の完成を目標として、駆動部と関節部の設計完了・加工組立、基板製作、通信プログラムの作成を進めていきます。
2025年度には完成した機体の夢考房での評価実験を行い、支援活動のサポートが可能か評価を行う予定としています。また、得られた結果を基にした改良を2025年度に計画しています。
今後も災害現場をサポートするロボットの実現、技術開発に励んでいきますので、応援のほどよろしくお願いします。
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