- 虎ノ門大学院ブログ
- 2018年02月22日
虎ノ門キャンパスでAI(人工知能)教育プログラムが始動!特別イベントに約100名が参加しました。
金沢工業大学としては初の取り組みとなる社会人を対象としたAI教育プログラムが、今春から虎ノ門キャンパスで本格的にスタートします。その取り組みを広くアピールすることを目的として、2017年12月18日・21日に、特別イベント「時代の新常識!ビジネスにAIを活用する」を開催しました。
やはりAI教育に対する関心は高く、今回の参加者は、食品、製薬、広告、政府系機関、自動車、家電、コンサルティング、放送、省庁・地方公共団体、金融、教育機関など幅広い業界から、2日間の開催を通して、約100名の方々にご参加いただきました。
本イベントは3部構成となっており、まず始めに、日本アイ・ビー・エム(株)グローバル・ビジネス・サービス事業部のシニア・マネージング・コンサルタントとして活躍する國生恭子氏から、最近のAI関連のニュースの紹介、これまでのAIブームの歴史や課題、AIを活用する上で必要なビッグデータについて、そして今回は一過性のAIブームとは違い、ハードウェア・ソフトウェア・ビッグデータなど各要素が揃った状態であることを解説いただきました。
続いて、KIT産学連携局連携推進部長の福田崇之が登壇し、学部生の修学支援にWatsonを活用している事例、現場にしかない構造化および非構造化データの重要性、AIを学内で活用するためにITやAIの経験がない事務職員に対してどのようにして学内体制を整えたかについて紹介がありました。続いて、2人で1台のパソコンを使いWatson Explorer※にアクセスし、国土交通省の持っている自動車ユーザーからのクレームデータを活用してデータ分析ワークショップを行いました。
※紹介ビデオ:金沢工業大学+IBM、Watsonを活用し学生一人ひとりの成長を支援
最後に、日本アイ・ビー・エム(株)ワトソン事業部事業開発担当部長の森島秀明氏からは、ビジネス戦略を支えるチャットボット、AIスピーカーのトレンドをどう読むか?実際にチャットボットってどうやって作るのか?今のチャットボットに象徴されるeコマース最前線はどんな方向に向かうのか?AIサービスはどうやって開発されるのか?等について具体的な事例の紹介を交えて説明が行われました。
特別イベント終了後には、任意参加の懇親会が催され、軽食を取りながら講師陣と参加者同士が積極的に情報交換を行いました。「参加者の多さ=関心の高さに驚きました」「実習を通じてAIの使い方の概要は把握できた」「あっという間の4時間だった」などの声も聞かれ、参加者の満足度の高さとAI教育に対するニーズの大きさを感じることができました。
いよいよ2018年4月から、イノベーションマネジメント研究科の特別科目として、日本IBMからAI・ビッグデータの専門家を客員教授として招聘し、「AIビジネス要論」「AIビジネス特論」「AI技術要論」「AI技術特論」をスタートします。皆さまお楽しみに!