・知財業界における女性の進出、関連業務での女性の活躍について知りたい方
・ブランドマネジメント実務や知財スキルを活かした働き方に関心をお持ちの方
・将来的なキャリアチェンジ、国家資格の取得を検討している方など
■セミナー概要
今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、女性の進出が目覚しい知的財産業界についてその実情や働き方についてご紹介するとともに、大手広告代理店のブランドデザイン部門でご活躍の方をお招きします。普段あまり知られていない、女性が知財業界で働くメリットやその魅力、知財を学んで幅広いキャリアの扉を開く可能性について、みなさんにお伝えいたします。会社のお仲間、お知り合いとお誘い合わせの上、ぜひこの機会をご活用ください。
第1部
『知財を学んで幅広いキャリアの扉を開こう!』 上條 由紀子 准教授
新しいテクノロジーに関する発明、映画や音楽等のコンテンツ、斬新な物品のデザインなどの「知的財産」は、個人にとっても、企業や国にとっても非常に重要な財産です。特に女性にとっては、最新のブランド品のデザインや生活必需品に付されたロゴなどの商標(トレードマーク)は身近なものといえるでしょう。常に最先端の流行や最新のアイデアに触れることのできる「知財」に関わるお仕事は、男性のみならず、流行に敏感でアンテナの高い女性にとっても、ぴったりの仕事だと思います。この講座では、女性も活躍できる業種を超えた知財キャリアの可能性とその魅力について、KITでの学びの事例も交えながらご紹介いたします。
第2部
『ブランドデザインの実務とは?』 原 節子 氏
ブランドとは、企業や商品が持っている固有の「らしさ」です。そして、その「らしさ=価値」を、あらゆる活動を通じて実体化していく活動がブランドデザインです。具体的にはブランド価値規定や、CI、ネーミング開発、商品開発、社員へのブランド浸透となりますが、最近は社会課題をテーマにゼロからブランドを生み出すことに挑戦しています。知財視点では、一つにはネーミングやマークの商標があり、今後は、要素技術やビジネスモデルのブランド化など、ブランド=無形資産を経営資源として活用する流れが高まると思います。ブランドデザインは女性の感性を活かせる刺激に満ちた現場です。その実態や可能性をご一緒にお話できればと思います。
第3部
~質疑応答&ディスカッション~
上條由紀子准教授、原節子氏 、丹羽麻里子さん(KIT修了生)の3名にご登壇いただき、女性が知財やブランドマネジメント業界で働くことのメリットや、ご自身のワークライフバランスなども交えながら“働く女性”の最新事情を伺います。