
本プロジェクトは、大学の講義で学んだ知識と、夢考房で培ってきた実践的な経験を融合し、「学生自身の手で人工衛星を開発・打ち上げ・運用する」という目標に向かって活動しています。
2025年度は、人工衛星開発の基礎となるモノづくりの知識やアイデアのまとめ方、実験手法などを習得するため、「カンサット」と呼ばれる模擬人工衛星を開発しています。50mの高さからパラシュートで投下し、自律走行でゴールを目指す仕組みを想定しています。前回の競技大会で得た反省点をもとに、自律走行の精度向上や耐衝撃性の強化を図り、さらに今年度はカメラを用いた最終誘導にも挑戦しています。
また、衛星設計の活動では、人工衛星に関する新たなアイデアを創出し、その評価を得るための実験やコンテストへの出場を行っています。これらの活動を通して、実践的な知識と経験を蓄積しています。
さらに、私たちは「宇宙開発について広く知る」ことも大切にしており、ロケットの打ち上げを視聴するなど、純粋に「宇宙が好き」という思いを原動力に活動を続けています。今後もこの信念を燃料として、プロジェクト全体がより一層成長できるよう邁進しています。
また、メンバーが所属する学科も多様であり,各自が得意とする分野や興味のある部分を担当することで、互いに補完し合いながらプロジェクトを進めています。 |
プロジェクトの構成・目標・活動内容については今後、変更することがあります。
背景 |
人工衛星の開発および運用に必要な技術を獲得する |
ビジョン |
相乗りによる衛星打ち上げの権利を得る 宇宙空間での運用が可能な人工衛星の開発 |
今年度の目標 |
目標達成に向け、2025年度は以下の2つの取り組みに力を注ぎます。
1. 教育用模擬衛星(CanSat)の開発
8月に秋田県能代市で開催される「能代宇宙イベント」のランバック部門に出場し、狙い通りの“0mゴール”を達成すること
2. 宇宙空間で動作するシステムの提案・検証
独自に考案したシステムを実験を通して検証し、アイデアとして完成させ、11月に行われる衛星設計コンテスト 最終審査会に出場すること
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現状 |
カンサット班と衛星設計班に分かれて活動しており、現在、カンサット班では2025年度能代宇宙イベントにむけ、機体の開発を行っています。 また、衛星設計班では、2025年度衛星設計コンテストへむけ、宇宙空間で動作するシステムのアイデアの創出および評価のための実験を行っています。 |
課題 |
カンサットのカメラを用いた最終誘導手法の確立 |
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