・2年以上の企業または官公庁における在職経験をお持ちの方
・グローバルビジネスに従事されている方、もしくは知財戦略に関心がある方
・KIT虎ノ門大学院への進学、科目等履修（単科受講）を検討している方
■講演概要
2016年2月、日経BP社から『 知財戦略のススメ コモディティ化する時代に競争優位を築く 』が出版されました。この機会に、大人気小説・ドラマ『下町ロケット』に登場する神谷弁護士のモデルとなった鮫島正洋氏と、知財業界の将来を担う新進気鋭の知財会計コンサルタント、小林誠氏のお二人をお招きし、KITプロフェッショナルミーティングを開催します。今後、知財戦略を必要とする全てのビジネスパーソンのために、最新事例を紹介しながら、知財のセオリー・活用法をわかりやすく解説いたします。
第1部
『技術と知財で勝る日本が、世界でなぜ勝てないのか？』 鮫島 正洋
日本企業の競争環境は年々厳しくなってきています。アジア勢に奪われたシェアは、良い物をリーズナブルな価格で製造供給するだけでは、従来のビジネスモデルを回復することはできません。工業製品に使われる技術は必ずコモディティ化します。その中で、知財によって新たな付加価値を製品に付与し、競争力の源泉とするために、どうやって事業戦略に組み込むのか？どう知財戦略を策定するべきなのか？その指針を示します。
第2部
『ビジネスに“知財戦略”という武器を必要とする全ての方へ』 小林 誠
知財とは企業にとって大切な経営資産（アセット）です。しかし、多くのビジネスパーソンにとって知財とは堅く難しいイメージがあるのではないでしょうか。本講演では、そのような「知財の壁」を取り払い、より一層、知財をビジネスに活用していただくために、知財に関心を寄せつつも、知財を使いこなし切れていない方々に向けてお話します。特に会計・税務の観点から、海外企業の知財活用の最新事例として、特許権の売買、知財獲得を目的としたM&A、知財に関する税務戦略等について紹介します。知財とビジネスが交錯・融合する世界観をお楽しみください。
第3部
『質疑応答＆パネルディスカッション』
最後に、鮫島正洋氏、小林誠氏、お二方にご登壇いただき、会場からの質問も受けながら、知財ビジネスの将来や、知財戦略の策定に関わるビジネスパーソンに求められる素養について、参加者全員で理解を深めていきます。
