[1] 進学について

大学院 (博士前期課程(修士課程)と博士後期課程)

 技術革新によって産業のハイテク化が進む中で、企業の技術者に求められるニーズはますます多様化、高度化していきます。とりわけ、技術者が日進月歩の知識を吸収し、より新しい技術を生み出す能力を維持するには、いまや4年間の大学教育だけでは対応しきれない時代になっています。
 卒業時の技能や知識に加え、それをより総合的に高めていくための継続教育が、改めてクローズアップされているのです。
 実際、産業界の第一線で最先端の研究に従事する技術者の多くは、大学院修了者が多く、大学院における優れた指導のもとに能力、知識、工学的センスなどを磨くことが不可欠な要素になっているといっても過言ではありません。
 こうした環境の中、本学では総合的な視野に立った、より高度な知識と研究能力を有する学生を養成するための大学院(博士課程・修士課程)を備えています。

 本学大学院への進学を考えている方は、以下から最新の募集要項を確認しておきましょう。
 大学院学生募集要項:「学生ポータル」→下部リンク集「大学院学生募集要項抜粋」

博士前期課程(修士課程)

 学部卒業後も引き続き研究を続けたい学生にとって、大学院は理想的な環境であるといえます。博士前期課程(修士課程)は標準修業年限が2年と定められており、学部4年次の「プロジェクトデザインⅢ」の研究テーマから一貫して合計3年間の研究活動を行うことができます。(イノベーションマネジメント専攻を除く)
 また、4年次の学生は博士前期課程(修士課程)の科目を16単位まで履修することができます。履修した科目は学部卒業に必要な単位には含まれませんが、大学院進学後は大学院授業科目の単位として修得した単位の一部または全部について単位認定が行われます。
 手続きについては、『大学院科目の履修・単位認定の申請』を参照してください。

博士後期課程

 大学院博士前期課程(修士課程)2年を修めたあと、さらに研究を深めたい場合には博士後期課程(標準修業年限3年)が用意されており、研究職・教育職へ進む道も開かれています。

大学院修了後の進路

 将来、技術者として第一線で活躍するためには「どのような企業に入るか」だけではなく、「入社して何をしたいのか」ということが、とても大切なポイントになります。多くの企業で研究開発部門は、すでに修士課程修了者の採用が常識とも言われています。自分の能力を十分に発揮し、希望を実現するためには、大学院進学は欠かせないステップです。
 高度な専門知識と応用能力を身につけた本学の大学院修了者は、研究開発の第一線で活躍し、その実績は各企業から高く評価されています。就職に際しても、指導教員の適切な助言や豊富な人脈を通してのバックアップは大きく、希望する企業、部門へ就職できる可能性が高くなります。