[5] 学生生活における基本事項について

緊急事態への対応

■ 大地震が発生したら
 地震をはじめとする台風や大雨など自然災害は多くありますが、最も深刻な被害をもたらすといわれているのが大地震です。大地震が発生した場合に自分はどのように行動すればよいかを確認しておき、いざというときに速やかに行動できるよう備えておいてください。

■ 発生直後
大地震発生直後は、どこにいても身の安全を守り、冷静に行動することを基本としてください。

  • 窓の近くはガラスが割れて危険なので速やかに離れる。
  • 屋外にいる場合は、建物から離れ落下物に注意して安全な場所に避難する。
  • 机の下にもぐるなど身の安全を確保する。
  • 近くに身を隠す場所がない場合は、蛍光灯などの落下物から頭を守るためにバッグや衣類などで頭を覆う。
  • 大きな棚などは、中のものが飛び出し危険なので離れる。
  • ドアを開け、避難経路を確保する。
  • 火気を使っている場合は、火を消す。
  • エレベーターに乗っている時は、すぐに各階のボタンをすべて押し、停止した階で降りる。
    閉じ込められた場合は、非常ボタンを押し続け、救出を求める。
  • 化学薬品を使用している場合は、薬品から離れる。
  • 学生、教職員ともに「机の下へ!」、「棚から離れて!」などと、お互いに声を掛けあう。
  • 大型機械の運転中は、非常停止ボタンを押し、停止する。
  • 就寝中は、布団や枕などで頭を守り、転倒の恐れのある家具から離れる。
  • 風呂・トイレにいる場合は、ドアや窓を開け、避難経路を確保する(風呂・トイレは比較的安全な場所と言われている)。

■ 発生から1分後
 地震の揺れが収まる約1分後の行動のポイントは、①自分の身の安全を確保する②2次災害の防止に努める③負傷者の救助にあたる。
以下に重要な事項を示しますので、理解しておいてください。

  • 冷静に落ち着いて行動する。
  • 建物は大丈夫か、火災は起きていないか、負傷者はいないかなど確認する。
  • 火災の場合は、自分の身が安全な範囲で初期消火に努める。
  • 火災の場合は、タオルやハンカチで口を覆い避難する。
  • 負傷者がいる場合は、周囲に助けを求め、応急手当を行う。
  • 負傷したら大声をあげて助けを求める。声が出ない場合は、大きな音を出すなどし、助けを求める。
  • エレベーター、エスカレーターは使わず、階段を使用する。
  • 押し合うなどしないで、周囲の人と協力して避難する。
  • ガス漏れ対策として、ガスの元栓をしめる。
  • 電気火災、漏電の対策として、配電盤のスイッチを切り、電気器具はプラグを抜く。
  • 室内の状況(薬品の漏れや流出、部屋の損壊、火災状況)を確認後、学園内の避難場所もしくは近くの拠点避難場所に避難する。
  • 狭い路地、塀ぎわ、がけや川べりに近づかない。
  • 海の近くにいる時は、高所に避難し、津波から身を守る。

■ 避難場所
 大地震が起きた時の避難場所として、大学では「扇が丘キャンパス」と「やつかほリサーチキャンパス」において、火災による延焼の恐れがない場所を設定しています。巻末にある各キャンパスの地図を必ず確かめておいてください。
 各教室からの避難経路図をWEBで公開しています。(【学内WEBのみ】金沢工業大学安全委員会室HP:http://mercury.kanazawa-it.ac.jp/safety/keirozu.html
 また、キャンパス内にいる時はもちろんですが、寮や下宿にいる時、通学途中に大地震が起きた時も、できるだけ大学の避難場所へ避難してください。
 大学へ避難できない場合は、お住まいの市町村の避難場所へ避難してください。下記ホームページから住まいの近くの避難場所も確認してください。なお、自分の住居地と避難場所への複数の避難経路を想定し、実際に徒歩で確認しておきましょう。
金沢工業大学大地震ガイドブック【学生用】:http://mercury.kanazawa-it.ac.jp/earthquake/JisinGuide.pdf

■ 大学への安否報告
 大学ドメインのメールアドレス(Gmail)の利用設定はできていますか?
 災害発生時には安否確認メールが配信されますので、指定されたURLから自身の安否情報、所在を回答してください。
 毎年、試行(訓練)を実施していますので必ず返信してください。

[ 安否報告連絡先 ]

修学相談室(1号館2F)

Tel. 076-294-6739/076-248-1106 Fax. 072-248-9747
Mail. kit-annpi@kanazawa-it.ac.jp
〒921-8501 野々市市扇が丘7-1

学生ポータル下部メニュー「大地震対応ガイドブック」を万が一に備え、よく読んでおきましょう

安否確認回答画面(例)

大学からの連絡は次の手段で行います

  • 学園内非常放送設備
  • 掲示板(3号館前・65号館)
  • 電子メール・学生ポータル・本学ホームページ
  • 地域コミュニティFM放送局「えふえむ・エヌ・ワン(76.3MHz)」
  • 各種報道機関(新聞・テレビ・メディア)

■ 家族との連絡方法

災害用伝言ダイヤル171
  録音 再生
171
1 録音
3 録音(暗証番号利用)
2 再生
4 再生(暗証番号利用)
「連絡を取りたい方の電話番号をダイヤル」
携帯電話・固定電話など
(固定電話の場合、076等の市外局番からダイヤル)
利用方法の案内はこちら
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/
災害用伝言板Web171
  登録 閲覧
https://www.web171.jp にアクセス
「連絡を取りたい方の電話番号をダイヤル」
携帯電話・固定電話など
(固定電話の場合、076等の市外局番からダイヤル)
画面の指示に従い
伝言を登録
画面の指示に従い
伝言の追加登録
利用方法の案内はこちら
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/web171/

実際の震災時に繋がりやすかったものです。確認してみましょう。

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