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学科プロジェクト

医工連携に基づいた人間にやさしい医療機械の創製

担当教員: 機械工学科 長沼要
プログラム概要

現在日本の医療は先進的高度医療が導入され、これまで不治の病とされてきたものも治癒することが可能となりつつあります。その一方で極限に近い人体構造改造や、やむを得ず毒性を含んだ材料の使用も行われており、患者に過度の負担を強いる場合も少なくありません。本来、医療部品は医学的知見のみに依存して開発されてきており、十分に患者や医療従事者に優しい医療機器とはなっていない場合が多い。本プログラムでは医工連携の立場から医学を理解した工学技術者の育成を行いつつ、『従来の医療単独分野では不十分とされてきた技術に対して、医・工学の各分野が有機的に連携を図ることにより、これまでにない高度専門医療技術の医療現場に対しての支援と、臨床分野においても通用する高度医療人材の確保に有効な基礎技術の供給を目指します。』
プログラムの遂行は上記の先端材料創製技術研究所の各メンバーがこれにあたりますが、必要に応じて医科大学の教員や医療部品開発企業の研究者に協力を得ます。ここで本プログラムのフローを参考資料(PDFファイル)に示します。また現在プロジェクトデザインIIIで取り組んでいる医工連携テーマを以下に例示します。
(1) 脳動脈瘤に対する塞栓ワイヤのカスタムメイド化
(2) 骨セメントの劣化挙動解析
(3) 人工股関節のカスタムメイド手法の開発
(4) 人にやさしい耐摩耗性人工股関節の開発
(5) 手術手技者に優しい手術器具の開発 など

学生へのメッセージ

社会には種々の病気に苦しんでいる方が多くいます。この人たちは工学をベースとして高い医学的知識を有する人たちの発想により生まれた技術を待っています。諸君たちの柔軟な発想で人々のQ.O.L.を高めてください。このプログラムに参加する教員は一致団結して諸君達を全面的に支援します。

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ロボットエンジニア育成プロジェクト(夢考房Junior)

担当教員: ロボティクス学科 出村公成、鈴木亮一
プログラム概要

*** 小・中・高校生対象のロボット&プログラミング教室 ****
本プロジェクトが目指しているのは、10~20年後に科学技術の分野でイノベーションを生み出し、世界で活躍する人材を本学近郊地域から輩出することです。次世代を担う子供たちに、科学技術教育、人間力教育の場となる創造的活動の場を提供し、科学技術に対する関心や才能の芽を育てていきます。
本プロジェクトでは、夢考房の教育スタイルを踏まえ、子供たちが自発的にロボットやプログラミングなどの科学技術を学びます。基本はグループ学習で、小中高生が年齢を超えて、ともに学びながら創作活動に取り組みます。学生は教えるというよりサポーター役、ディズニーランドのキャスト役です。夢考房プロジェクトのように、学生が主体的に本プロジェクトを運営します。この経験がアントレプレナーに必要なのです。
計画では、子供たちの意欲を高めるため、ロボカップジュニアに代表される国内外のロボットコンテストや情報オリンピック、JSTによる国際科学技術支援コンテストへの出場を目指します。
本プログラムで身につくスキルは、人間力、子供への学習指導法、ロボット&IT関連の知識技能、教室運営のノウハウ、ボランティア精神などです。

学生へのメッセージ

子供好きな方、将来、ロボットやITなど次世代教育系ベンチャー企業の起業を考えている方、ロボカップジュニアOB/OG、教師を志している方、女子学生、皆大歓迎です。伝統のある石川県の未来教育をここから創っていきましょう!

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プログラミング道場

担当教員: 情報工学科 松井くにお
プログラム概要

ACMが主催する国際学生プログラミングコンテスト(ICPC, International Collegiate Programming Contest)や、中華人民共和国工業情報化部(日本の総務省+経済産業省に相当)の人材交流センターが主催するプログラミング競技会(藍橋カップ)に参加し、プログラミングの速さ、正確さを競うプログラミング技術の向上を図ることを目的とします。
ICPCは国内予選、アジア地区予選、世界大会の3段階があり、金沢工大のチームは国内予選を通過しアジア地区予選に出場の実績があります。また、中国最大規模のプログラミング競技会である藍橋カップは、アメリカ、ドイツ、日本での開催など、国際化の取り組みが始まっており、藍橋カップ日本大会に参加し入賞を果たした実績もあります。
道場では各学年の道場生が自主的にプログラミング技術の向上を図っています。これには、基本的なアルゴリズムやプログラミング技法について、過去問やネットワーク上の類例を解くことで学び、技術を習得することが基本です。経験の浅い道場生に対しては、経験を積み技術力に優れた道場生が集団あるいは個別に指導することで、初級者からでもプログラミング技術を高めて行くことができます。
学内LANからは接続できませんが、自宅で世界中の人々と競技プログラミングで勝負できるTopCoderチャレンジを推奨しています。

学生へのメッセージ

プログラミングは問題解決における構成的な思考力を鍛えます。良いお手本を真似、良いスタイルを身に付け、良い(excellent)プログラマを目指して下さい。

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情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト

担当教員: 情報工学科 向井宏明
問い合わせ: https://www2.kanazawa-it.ac.jp/kitsec/index.html
プログラム概要

ITセキュリティのスキルアップの勉強会を行い、小中学生向けのセキュリティの啓蒙活動の企画運営、企業の課題解決提案への取組みやコンピュータやネットワーク機器を使用してのプログラミング、ネットワーク構築等を通して、ITセキュリティの実践的な技術を勉強します。
また、国内外の情報セキュリティ関連のコンテストへの参加や石川県警察のサイバー防犯ボランティアへの参加による防犯啓発動画、ゲーム作成など地域貢献にも力を注いでいます。

学生へのメッセージ

高校生のときにはコンピュータを触った経験がない人も、このプロジェクトでの活動を通じて情報セキュリティのエキスパートに育っていきます。情報セキュリティに興味がある人は迷わず参加してみて下さい。

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IoAプロジェクト

担当教員: 建築学科 下川雄一
環境土木工学科 徳永光晴
情報工学科 中沢実
メディア情報学科 出原立子
連絡先: 建築学科 下川雄一
shimo@neptune.kanazawa-it.ac.jp
プログラム概要

IoA(Internet of Ability)とは人間の能力(Ability)をInternetの力で拡張するという概念であり、それがこのプロジェクトの活動のテーマです。主にxR技術の活用に焦点を当て、学科横断でのプロジェクト実践に取り組みます。現在はVRによる視覚やコミュニケーションの拡張を行うことを目標に、CAD・アニメーションソフト・ゲームエンジンなどの3D系ソフトウェア活用、VRヘッドセット活用、ネットワーク系プログラミング等の活動を各学生の専門分野に応じて柔軟に実施しています。

学生へのメッセージ

このプロジェクトは学科横断プロジェクトであり、専門分野を越えたコラボレーションマインドやスキルを磨くことが可能です。どの学科でも、活動内容に興味があって、やる気のある人であれば歓迎します。

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防災・減災プロジェクト(SoRA)

担当教員: 建築学科 須田達
プログラム概要

SoRAとは、「Student open Residents and Administration」の頭文字を取って名付けられており、「学生が地域・行政と協力し合う」という意味があります。本プロジェクトは、学生が主体となり、防災・減災を学ぶと共に、野々市市や市民とのコミュニケーションを図り、地域間の連携をより強固にすることを目的としています。そのために、夜回りや小学生を対象とした防災教室などを行うことで市民に防災の知識を広めています。また、地域イベントの参加することで、地域の人々とのコミュニケーションを密にすることができ、非常時に円滑な避難活動に取り組めるよう努めています。

学生へのメッセージ

色々な災害について学び、発案する防災・減災対策が、将来の災害に対して有効に役立つようなプロジェクトです。また、地域交流も積極的に行っています。なので、防災や減災に興味がある人もない人でも大歓迎です。災害は色々な分野で発生します。学部や専門は関係ありませんので、多くの学生の参加を期待します。

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