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AIシステム・データの活用

AIシステム・データの活用

AIを実践的に活用したり、学生一人ひとりの学びに応じた修学データに基づいた学修支援を行う。

マーケティング・フレームワークの AI 支援に関する研究

経営情報学科松林研究室では「やってみる経営学」をコアコンピタンスとしSocitety5.0を目指したマーケティング理論を実践習得する環境づくりを行っている。昨年は有価証券報告書を入力データとしてAIにてSWOT 分析マトリックス(AI-SWOT)を作成し、AI-SWOTが作成時間の短縮、並びにマーケティング戦略作成のたたき台として活用できる可能性が明らかした。今回、作成したAI-SWOTを実際にマーケティング教育に活用した。アンケートにて「AIをマーケティングフレームワークに活用することはマーケティング学習において有用だと感じましたか?」という質問に対し98.2%の対象学生が有用であると回答する良好な結果が得られた。加えてNeedsをAIで自動分析するシステムの開発にも着手している。

mediasiteを活用した授業のデータ分析

環境土木工学科の授業では、授業の予習、復習教材をmediasiteで作成しeシラバスを通じて事前配信し視聴状況と学生の理解度について分析を行っている。

学生のテストの正誤予測とフィードバックの学修効率化

情報フロンティア学部1年次対象の数理系科目「情報のための数学」において、許諾の得られた学生に対して、学生ごとの小テスト1、中間試験、小テスト2の各問題に対する正誤情報から、期末対策問題に対する正誤予測を行い、学生にフィードバックすることで学修効率化を図った。正誤予測モデルの構成は,自然言語処理技術である BERT と深層学習を組み合わせ、2020、2021年度の履修者で使用許諾を得られた学生のデータにより訓練することで行った。