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オンデマンド教材の活用

復習用に授業内容を録画する「オンデマンド教材」

オンラインの非同時型でビデオ等のメディアを活用して学習を行う。都合にあわせてビデオ等を視聴できるほか、対面・リアルタイムで学習した内容を補完する振り返り教材として活用もできる。

理解しやすい音声、ポインターの工夫

情報工学科において、学生から「復習の際に授業の録画があると便利」との意見があったので授業をZOOMで録画することにした。当初は通常の対面授業を録画したものをBOXにアップロードしeシラバスにリンクを張るだけだったが、学生から「音声が聞き取りにくい」、「スライドのどこを説明しているのかわからない」との意見を受けて教室用のマイク以外に録音用のワイヤレスマイクを付け、レーザーポインターで教室のスクリーンをポイントする代わりにマウスカーソルでパソコンのスライドをポイントするようにした。そのため、従来は立って講義をしていたが今は着席して講義を行っているが、今のところ学生からのクレームはない。

学生の演習・発表は書画カメラの映像を併用録画

建築学科における「建築情報デザイン」「建築CAD」「建築デザイン基礎」において、講義内容を全て録画し、授業後にboxにアップロードし、eシラバスからリンク閲覧できるようにし、復習用に履修者のみ視聴できるようにした。事前に用意した動画と異なる点として、授業内の演習活動も記録されている点が特徴である。例えば、「建築デザイン基礎」では授業内でデザイン検討のミニ演習と学生発表を行う場面で書画カメラを用いてスクリーン表示と録画を同時に行うなど一貫した動画記録と配信を実施した。