現在、技術者には専門知識と実践スキルのバランスを重視した実践的なイノベーション力が強く要望されている。本課程では、プロジェクトデザイン活動から実践的イノベーション力を身につけた「自ら考え行動する技術者」となる人材を育成する。このプロジェクト活動では、チームによる問題発見、情報収集、問題解決のアイデア創出、作品制作や実験によるアイデアの検証など多くのイノベーション手法を学ぶ。
クリックすると別ウィンドウで拡大します。(PDF・156KB)
本科目では、検証プロセスと問題解決プロセスに要する基本スキルを学習する。そのため、本科目では、入学生が所属する学科の特徴的なモノを対象として取り上げる。そして、1つにはデータを、収集→整理→分析→仮説→視覚化→報告するに要する「データ取り扱いスキル」の基本を学習する。1つには、問題発見から解決にいたるプロセスおよび検証活動の基本要素を含む、「理工系PBL」の基本スキルを学習する。
行動目標●問題発見から解決にいたるプロセスに要する基本スキルを習得する。現象・対象・事象を定量的あるいは定性的に捉えられるようになる。現象・対象・事象の特徴・特性・法則性を抽出できるようになる。それらの情報を第三者にわかりやすく伝えることができるようになる。検証活動を円滑に進めるに要する様々な基本スキルを習う。学科で学ぶ技術分野と技術者像を思いえがくことができるようになる。
本科目では、身近な実社会の問題の解決に向けて、既に修得した知識・経験、必要な知識・経験・情報を、獲得・体得・収集し、個人で、あるいはチームでそれらを統合して、チームで組織的にプロジェクト活動を行う。メインテーマによりその流れは異なって来るが、例えば「問題の気付き→現状把握:問題の存在証明・ニーズの存在証明・既存策の把握→問題の原因・構造分析と課題決定→解決コンセプト創案時の前提・達成条件の設定→解決コンセプト提案」と言ったプロジェク活動を行う。
行動目標●身近な実社会に関わる問題の解決に向けて、チームで取り組むプロジェクト活動を通して、論理的な思考に基づく活動ができるようになる。解が多様な問題に取組むことができるようになる。個々の知識を集約して問題解決のために活用することができるようになる。新しい課題を探求し創造的に見出していくことができるようになる。確かな人間力を発揮することができるようになる。
本科目では、教員から提示されたメインテーマ(地域社会・専門分野に関連した領域)に関する情報を調査し、チームで取り組む問題を見つけ出す。チームのプロジェクトテーマを設定し、調査に基づいて問題を解決するためのアイデアを複数考え出す。チーム討論を繰り返し、アイデアを具体化し、チームの解決提案としてまとめる。口頭発表の質疑応答によって得られた情報も参考にして、解決提案の内容を見直す。提案の有効性を評価する方法を検討し、プロジェクトデザイン実践で活動するための計画書をまとめる。
行動目標●メインテーマからそれに基づく問題を見つけ出すことができる。問題解決に必要な情報を各分野から収集し、分析することができる。問題解決への複数の提案(アイデア)を創出することができる。提案の有効性を検証する計画を立てることができる。図を活用した技術情報のコミュニケーションができる。自己の能力を客観的に評価しようとする姿勢を示すことができる。
本科目では、プロジェクトデザイン II で創出した解決提案の評価を重ね、その有効性を検証するまでの取り組み方を学ぶ。解決提案の評価に必要となる知識・技能を修得し、自分たちで工夫しながら、検証モデルを使って解決提案の評価と見直しを行う。最後に、プロジェクト活動で得られた成果をレポートにまとめ、公開ポスターセッションで発表する。
行動目標●計画書に基づき、解決提案の有効性を評価できる。評価結果をもとに解決提案を見直すことができる。活動成果をレポートにまとめることができる。口頭発表やポスターセッションで活動成果を他者にわかりやすく説明することができる。自己の能力を客観的に評価しようとする姿勢を示すことができる。
パーソナルコンピューター(パソコン)の仕組みとその能力・可能性を理解する。その上で学生として、また社会人となってパソコンを教育・研究・技術開発などに活用するための基礎的能力を修得する。
行動目標●パーソナルコンピューター(パソコン)の基礎知識を修得し、ノートパソコンの特徴を理解する。Windowsの基礎知識を修得し、Windowsを利用するがことできる。ソフトウェアのインストール方法を修得し、パソコンを利用可能な状態にすることができる。ネットワークの設定方法を修得し、ネットマナーを学んだ上で、インターネットを活用することができる。ウイルスの仕組みを理解し、ウイルスから自分のパソコンを防衛することができる。学業や学生生活の中で得た情報をWebページとして表現することができる。