2000


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 ルネッサンス ジェネレーション '00
 [ ADDICTION=ハマるメカニズム? ]

 会期:2000年11月12日(日)
 会場:恵比寿ガーデンホール

 *終了しました。


出演者略歴

下條信輔 / Shinsuke SHIMOJO

カリフォルニア工科大学教授
NTTコミュニケーション科学研究所リサーチプロフェッサ
知覚心理学、認知脳科学、認知発達学

1955年東京生まれ。1978年東京大学文学部心理学科卒業後、1980年同大学院人文科学研究科修士課程、1986年同博士課程修了。この間、1981-85年マサチューセッツ工科大学留学、同研究員、同Ph.D.。1986-89年スミス・ケトルウェル視覚研究所(サンフランシスコ)ポス・ドク研究員。1989-97年東京大学助教授を経て、現在、カリフォルニア工科大学教授。

1993年タナカノリユキとのコラボレーション『Explore Reality/ 現実の条件』、1994年『VRエキスポ '94』出品展示、1995年科学技術館常設展示『FOREST:遊び・創造・発見の森』総括ディレクター、1999年『カンサスサイエンスシティ』出品展示を担当するなどその活動は、研究室内に止まらず多岐にわたる。『<意識>とは何だろうか』を中心とする一連の著作により、1999年、サントリー学芸賞受賞。 著書に『まなざしの誕生』(新曜社)『視覚の冒険』(産業図書)『サブリミナル・マインド』(中公新書)『<意識>とは何だろうか』(講談社新書)他、共著など多数。


タナカノリユキ / Noriyuki TANAKA

アーティスト/アートディレクター/映像ディレクター

1959年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。脱領域の旗手としてグラフィック、空間造形、映像、パフォーマンスと、様々なビジュアル表現を駆使して活躍するビジュアルアーティスト。その身体から発する表現を様々なメディアに展開し、芸術と社会を結ぶ活動を行っている。

1989年個展『GOKAN』、1991年日比野克彦らとのグループ展『Xデパートメント』、1993年下條信輔とのコラボレーション『Explore Reality/現実の条件』など国内外での展覧会、アートプロジェクト、レクチャーなど多数。また、下條信輔との科学技術館常設展示『FOREST:遊び・創造・発見の森』のディレクション及びイリュージョンの部屋の制作、UA、ケンイシイなどのミュージッククリップ、CMの演出、ピーター・グリナウェイの映画『The Pillow Book』ではアジアロケの美術、ISSEY MIYAKE MEN、NIKEなどのアートディレクターとしても国際的に活躍している。

ADC、TDC他受賞多数。著書に『LAST DECADE 1989〜1999』(用美社)『PAGES』(光琳社出版)『タナカノリユキの仕事と周辺』(六耀社)CD-ROM『The Art of ClearLight』(デジタローグ)など。


廣中直行 / Naoyuki HIRONAKA

理化学研究所・脳科学総合研究センター研究員
精神薬理学、神経生化学、実験心理学

1956年山口県生まれ。1979年東京大学文学部心理学科卒業後、1981年同大学院人文科学研究科修士課程修了、1984年同博士課程単位取得退学。同年、財団法人実験動物中央研究所付属前臨床医学研究所研究員、1991年同主任研究員。1997年より理化学研究所・脳科学総合研究センター研究員。医学博士。日本神経精神薬理学会評議員、ニコチン・薬物依存研究フォーラム運営委員。大学院在学中より実験動物中央研究所で新薬の開発研究に従事し、動物を使って人間の精神障害のモデルを作成し、多数の向精神薬の効果や安全性を調べる一方、喫煙行動、覚せい剤精神病など薬物依存にかかわる基礎研究を行ってきた。現在は遺伝子ノックアウトマウスの行動解析に従事している。

主な著訳書(いずれも共著)に『認知臨床心理学入門』(東京大学出版会/1996)『メディアに学ぶ心理学』(有斐閣/1996)『毒性試験講座第8巻 依存性・行動毒性』(地人書館/1990)。


東 浩紀 / Hiroki AZUMA

日本学術振興会特別研究員/ 哲学研究者、批評家

1971年東京生まれ。1999年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。現在の研究対象は、1970年代以降に生じた大きな文化的変動(ポストモダン化)と、その視座から見たときの、思想(フランス現代思想)、技術(コンピュータ)、芸術(サブカルチャー)の相関関係。

著書に『存在論的、郵便的』(新潮社/ 1998)『郵便的不安たち』(朝日新聞社/1999)『不過視なものの世界』(朝日新聞社/ 2000)


樋口真嗣 / Shinji HIGUCHI

特撮技術監督

1965年9月22日生。東京都出身。1984年『ゴジラ』の造形に携わり、1986年、ビデオ『八岐大蛇之逆襲』で特技監督デビュー。『ナインライブズ』『未来の思い出』などの映画、ビデオで活躍。アニメの演出コンテや特撮の画コンテも手掛ける。1995年『ガメラ/大怪獣空中決戦』1996年『ガメラ2/レギオン襲来』1999年『ガメラ3/邪神(イリス)覚醒』と平成のガメラシリーズの特技監督。1997年、ブームを巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』の画コンテ、実写班監督としても活躍。最近では1999年黒澤明原作『飛ぶ』の短編映画監督、2000年『さくや妖怪伝』の特技監督を務める。

受賞歴:『ガメラ/大怪獣空中決戦』で1995年、第17回ヨコハマ映画祭技術賞、1996年、第19回日本アカデミー賞特別賞特殊技術賞。『ガメラ2/レギオン襲来』で、1996年、日本SF大賞、1997年、朝日デジタル・エンターテインメント大賞新人部門賞。他多数。