平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

地(知)の拠点

ホーム > 地域志向教育研究活動 > 地域志向教育研究プロジェクト > 平成27年度 > Project One!

平成27年度 地域志向教育研究プロジェクト 活動概要

7.Project One!
~地域社会の人材育成&農業イノベーション~

担当教員 バイオ・化学部 応用バイオ学科 松本 恵子 講師
工学部 情報工学科 袖 美樹子 准教授
基礎教育部 基礎実技教育課程 西川 幸延 教授
基礎教育部 基礎実技教育課程 織田 光秋 教授
基礎教育部 数理基礎教育課程 田中 忠芳 准教授
参加予定学生 10名

プロジェクト概要

農業現場や農村地域で発生している課題の解決に取り組むことを通じて、地域社会の新たな価値創造にチャレンジする。具体的には、①農業情報の創成と活用、②農業機械の安全性向上、③公開講座「地域における新しい学びの展開」の開催、といった地域発の特色ある実践的取組を行う。地元地域では大規模経営の農家や農業法人が比較的多いが、近年は農業経営が厳しい状況にある。また農業技術の面では、①農作業の省力化と知能化に資する農業情報や、②農業機械の安全性向上を求める声が特に聴かれる。 また、農村地域での生活と都市型生活との断裂に起因して、社会的・経済的な格差といった地域社会の危機が存在している。このような危機を打破するためには、③地域社会の自然、農林商工業の営み、暮らしの現況等にもとづいて、「本来的な学び」への気づきを促すための場を地域に再構築する必要があり、地域、自治体、産業界、大学、国などの様々な連携の中で、分野横断的に科学技術力の育成について再考し、この国の将来へ向けて学びを本来的なものへと再構築していくことが望まれる。

行動目標
  1. 農業情報の創成と活用:ほ場モニタリングシステムや、センサネットワークシステムやデータマイニングシステムについて実践的に学ぶ。
  2. 農業機械の安全性向上:機械の基本構造や振動の低減技術について実践的に学ぶ。
  3. 公開講座「地域における新しい学びの展開」の開催:講座のガイド役を務めることで、地域の気候や地形、植生や景観、風土、生活習慣といった地域の独自性と魅力を感じながら、学びを深める。さらに、地域の人との協働を通じて、学びにより人を育てることの意義について理解を深める。

 

関連授業科目(予定)

対象学科 対象学年 必修・選択 授業科目名
全学科 2年 必修 プロジェクトデザインⅡ
全学科 2年 必修 プロジェクトデザイン実践
情報工学科 3年 選択 コンピュータアーキテクチャ設計

 

平成27年度の活動予定

  • 対象ほ場へのモニタリングシステムの設置および生産現場との意見交換
  • 取得されたモニタリングデータの取り纏めおよび生産現場との意見交換
  • 農家や農業機械メーカーに対するインタビューを行い、生産現場の抱える課題や、メーカーの問題意識等といった現状を捉える。
  • インタビューやヒアリングの結果を整理・分析し、成果発表会等で公表する。
  • 地域風土や地元農業について理解を深めるため、地域のリソースを教材として地元高校生などとともに学ぶ公開講座を開催する。
  • 農村活性化を推進するため、地域農業者、農業関係の政策担当者、農学系の教育研究者を外部講師に招き公開講座を開催する。

 

>> 活動報告はこちら <<

ページトップへ

金沢工業大学 産学連携局 連携推進部 連携推進課

〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL 076-294-6740 FAX 076-294-6706