平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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平成27年度 地域志向教育研究プロジェクト 活動概要

1.エコハウス創造提案活動プロジェクト

担当教員 環境・建築学部 建築学科 垂水 弘夫 教授
環境・建築学部 建築学科 円井 基史 准教授
環境・建築学部 建築学科 加藤 未佳 講師
参加予定学生 100名

プロジェクト概要

 地域のエコハウスの実現に向けては、現在は様々な課題・問題点があるが、今後は需要が高まることが予想される。本プロジェクトでは、石川県が保有する現代的なエコハウスと金沢市内の伝統的町屋の両方を訪問し、温熱環境の実測調査を体験し、現代の住宅ユーザーが求める住宅性能や省エネルギー改修による効果について検討する。金沢は新しいものと古いものとが共存する街であり、地域的特徴を有する。また、冬季の気候が厳しい点もや北陸地域特有の気象条件から、求められるエコハウスにおいても課題がある。
 今年度は既築の住宅を対象としたエコ改修提案に取り組む。新築住宅に比べて、居住者の感じている問題点や不満な点に目を向け、ユーザーの気持ちに寄り添う姿勢や改修における多岐の選択肢を学ぶことが期待できる。地元自治体の支援を受けながら、プロジェクト活動を展開する。

行動目標
  1. エコハウスと町屋の形態的・機能的特徴を説明できる。
  2. 両者の構成部材や窓面積比率の相違を説明できる。
  3. エコハウスと町屋内に夏季・冬季に形成される温熱環境や光環境の相違を説明できる。
  4. 建築学で示される住宅性能指標と、実際の熱環境・光環境との関係を体験的に理解できる。
  5. 地域の気候風土に応じたエコハウスの重要性を理解できる。
  6. 既築の住宅ユーザーが抱える問題点・不満な点を把握できる。
  7. 自分の考える住宅エコ改修について、提案・レポート作成・模型制作・発表ができる。
  8. エコハウスと町屋における夏季・冬季の熱環境・光環境の相違を工学的に表現できる。
  9. 熱負荷シミュレーションを行い、エネルギー消費面での両者の差を明示できる。
  10. 住宅エコ改修の価値を、多面的に評価・提示・発表できる。

 

関連授業科目(予定)

対象学科 対象学年 必修・選択 授業科目名
建築学科 2年 必修 建築環境設備Ⅱ
建築学科 3年 選択 建築環境設計Ⅰ
建築学科 3年 必修 建築総合演習A
建築学科 3年 必修 建築総合演習B

 

平成27年度の活動予定

  • エコハウスプロジェクト幹事メンバー会合(月2回程度)
  • いしかわエコハウスと金沢町屋のバス見学
  • いしかわエコハウスと金沢町屋の実測
  • タウンミーティング開催

 

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