CDIO2018国際会議 プログラム


CDIO2018国際会議は、6月28日(木)のWelcome Partyからスタートします。6月29日から7月1日の3日間の会議プログラムに加え、最終日の7月2日は、新たなCDIO共同参加者によるプレゼンテーションや各種会議、その他いくつかのグループセッションを予定しています。会議プログラムには、工学教育の最新トピックに関する基調講演、口頭発表やポスター発表等の一般講演、そして工学教育に関するワークショップやラウンドテーブルを予定しています。

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基調講演者


TERESA BALSER (TERI)

カーティン大学 理工学部 学部長 教授



カリフォルニア大学バークレー校で土壌微生物学の博士号を取得、スタンフォード大学 生態系生態学の博士研究員として研究を続け、その後フロリダ大学農業生命科学学科の学部長を経て、現職に至る。
2006年にはNSF(米国科学財団)の Early Careerを受賞し、現在は米国土壌科学協会のフェローを務めている。研究分野は、「復元生態学」「持続可能な農業システム」「微生物のストレス応答と土壌炭素隔離」と多岐にわたる。特に、炭素と栄養の循環における微生物の群生態学ならびに生態生理学の役割を解明することを研究命題としている。


 研究業績のみでなく教育者としても数々の賞を受賞している。2009年にはUSDA National Excellence in College and University Teaching Awardを受賞し、2010年にはカーネギー教育振興財団から、アメリカの大学における2010年の優秀な教員として高く評価された。近年では、英語圏で最も大規模な教育賞である2016 Robert Foster Cherry Award for Great Teachingのファイナリストに選出されている。
 また、教授はSTEM教育の第一人者としても知られている。STEM教育に関しては、生物学の教育研究の発展を志すSociety for Advancement of Biology Education Research(SABER)の創立メンバーであるほか、学部における生命科学分野教育協定(PULSE)のNational Vision and Change Fellowでもある。2015年にはFulbright-Nehruの代表としてインドに赴き、現地でのSTEM教育を国際標準へと引き上げるための支援を行われた。教授は長期にわたり理工学の研究・教育の最前線で積極的に活動し、講演での登壇、ワークショップにおけるファシリテーターも数多く務める研究者である。




久間 和生 (きゅうま かずお) 氏

国立研究開発法人
農業・食品産業技術総合研究機構 理事長


内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 元常勤議員
三菱電機株式会社 元代表執行役副社長


1949年東京生まれ
1972年東京工業大学工学部電子工学科卒業
1977年東京工業大学大学院 博士課程電子物理工学専攻修了(工学博士)
同年三菱電機株式会社入社。中央研究所(現先端技術総合研究所)配属、光ファイバセンサ、光ニューロチップ、人工網膜チップ、画像処理システムなどの研究開発と事業化を推進。
先端技術総合研究所所長、常務執行役開発本部長、専務執行役半導体・デバイス事業本部長などを歴任、2011年代表執行役副社長、2012年常任顧問として同社の発展に寄与。
2013年内閣府総合科学技術会議議員(常勤)、2014年内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員(常勤)。2018年4月から現職。
この間、カリフォルニア工科大学客員研究員、東京工業大学、大阪大学、神戸大学、慶應義塾大学等の客員教授、非常勤講師を歴任。
光産業技術振興協会櫻井健次郎氏記念賞(1991年)、大河内記念技術賞(2000年)、発明協会全国発明表彰(2001年)、新技術開発財団市村産業賞(1996年)他を受賞。
IEEE、OSA、応用物理学会、電子情報通信学会、計測自動制御学会、レーザー学会の各フェロー。日本工学アカデミー会員。


2013年3月から2018年2月まで「総合科学技術・イノベーション会議」の常勤議員として、内閣総理大臣、科学技術政策担当大臣のリーダーシップの下、各省を俯瞰する立場から、科学技術・イノベーション政策の企画立案及び総合調整に従事し、新たな国家プロジェクトSIP、ImPACTの創設と推進、Society 5.0のコンセプト構築等に貢献した。
2018年4月から農研機構 理事長に就任。産業界、農業界、大学、研究機関との連携を徹底的に強化し、農業・食品分野で科学技術イノベーションの創出を推進する。




深堀 聰子 氏

国立教育政策研究所総括客員研究員
九州大学 教育改革推進本部企画・評価部門教授




【略歴】

2000年コロンビア大学大学院 教育学研究科博士課程修了(Ph.D.)。東京大学助手、京都女子短期大学准教授を経て、2008年国立教育政策研究所総括研究官に着任。以降、国際的な大学教育の質保証、及び学習成果評価をはじめとした多くのプロジェクトに携わり、2016年高等教育研究部長、現総括客員研究員。専門は、比較教育学、教育社会学、高等教育論。


 「チューニングによる大学教育のグローバル質保証-テスト問題バンクの取組」研究代表者を務め、高等教育(機械工学分野)におけるテスト問題の共同開発と大規模実施を通したラーニング・アウトカムについての共通理解形式に取り組まれており、日本学術会議連携会員(心理学・教育学委員会 教育学分野の参照基準検討分科会)、日本技術者教育認定機構(JABEE)理事、日本学生支援機構評価委員会委員などを務められている。


 講演スライド