KITビジネスアーキテクトプロジェクト 文部科学省 平成21年度採択「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】
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取組み概要

プロジェクトの概要

いま時代は、情報通信技術の進歩により、情報通信技術を活用したサービスが人々の生活や企業の経営に多くの付加価値をもたらすようになり、その一端を担う情報通信技術者は、その変化をタイムリーに汲み取る高いアンテナを有し、サービスを提供する顧客の立場に立った解決策を提供できるよう自ら考え行動しなければなりません。

このような社会環境の中で「自ら考え行動する技術者」を輩出するために、本学は、学生が将来活躍する社会環境への理解を深めるリアリティのある学習環境と、学生自らがその環境の中で多くの経験を積む教育実践の場を構築し継続的に提供する必要があります。これらを踏まえ、本取組みでは、産業界との緊密な連携により、社会環境変化に対応する企業の情報通信技術を活用した、改善・改革を教育実践のテーマとして位置づけ、複雑な社会的制約の中で問題発見解決に取組む「KITビジネスアーキテクトプロジェクト」を実践します。

具体的には、課外において、学生の自発的な問題発見解決プロセスの修得を推進する「ソリューション提案コンテスト」(※企業の課題に対する解決策の提案を競う)と、本学教育実践の柱である「プロジェクトデザイン科目」を、連携企業ならびにプロジェクトテーマの観点から連動させ、企業から提供される実践的な課題に対して、正課学習−課外学習の両面から問題発見解決に取組みます。

これにより、学生の学習意欲ならびに幅広い専門への修学意欲が図られ、充実した学習時間の確保による教育実践の質の保証ならびに単位の実質化を図ります。また、学生はプロジェクト成果に対する指導担当教員や連携企業からの評価を踏まえて、自らが掲げた人材育成目標に対する達成度を実感すると共に、今後のより具体的な修学計画を立案することが可能となります。この一連の行動は、「自ら考え行動する技術者」として企業で活躍するために、生涯学び、技術者として成長し続けるための必須スキルとなります。

このように、「KITビジネスアーキテクト」という新たな教育付加価値を提供する教育システムを構築し、本学学士課程教育のさらなる特色化を図ってまいります。