月見光路

建築学部建築学科西村研究室

光差こうさ

ハサミ状の骨組みを連ねたシザーズ構造と双曲放物面状に張られた紐を上下、側 面に組み合わせて安定化させる構造オブジェを設計しました。

デザイン担当
4年 萩原 瞬也さん
(群馬県出身)

建築物の構造を学んでいるので、デザインに構造を活かし、きれいに見えるオブジェを製作しました。ハサミ状の骨組みを組み合わせるシザーズ構造を利用してデザインを考え、骨組みに紐を組み合わせ、オブジェの上下に2次曲面が出来るようにしました。デザイン自体の製作には、3Dモデリングソフトウェア「SketchUp」を使いました。シンプルな作りなので、オブジェに迫力を持たせるため、「ライノセラス」を使い施工途中で大きさの調整を行いました。

高校では土木を学んでいましたが、より人に近いものを作りたいと思い大学では建築学科を志望しました。エンジニアリングコースを選んだのは、高校でも構造計算を学んでいたので得意だったからです。県外出身なので一人暮らしを始めた頃は、うまくスケジュールがたてられるか心配だったのですが、逆にきちんと勉強スケジュールがたてられ計画性を持つようになりました。結果、4年間良い成績を残す事ができました。

施工担当
4年 手塚 優希さん
(長野県出身)

施工はシンプルな工程の繰り返しのはずでしたが、木材がゆがんだために留めるボルトの位置を調整したりするなどやってみないと分からない問題もあるのだと気づきました。施工スケジュールを管理していましたが、グループのメンバーはまとまりも良く予定通りにオブジェを完成する事ができました。途中、ライトをあてたらどう見えるかテストはしていましたが実際、会場でライトをあてて見た時は自分たちが思っていたより成功していたので良かったです。実は、ちゃんと建つかも不安だったので…。

希望していた国立大学に合格できなくて、かなり落ち込んで一時期勉強がいやになりました。そんな時、小学生の頃家を建てることになって建築現場を見ていたことを思いだし、建築だったら興味がわいて勉強する気がおきるかもしれないと思い金沢工業大学の建築学科に入学しました。サークル活動やプロジェクト活動に参加して色々な人に出会い、色々体験して人間力が上がったと思います。

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