情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト(担当指導教員:工学部情報工学科 五十嵐寛教授、情報フロンティア学部メディア情報学科 千石 靖教授、経営情報学科 勝山光太郎教授、基礎教育部基礎実技教育課程 堀田英一教授)は4月30日(水)にスキルアップ活動の一環として能美市にある北陸StarBED技術センターの施設見学が行われ、プロジェクトメンバーを中心に学生34人が参加した。
まず、初めに(独)情報通信研究機構の宮地主任研究員より北陸StarBED技術センターの概要及び現在取り組んでいるStarBED3について説明された。
学生たちは施設内にある1000台以上のPCサーバからなるテストヘッドの仕組みや模擬インターネットによるシミュレーションの話に熱心に聞きいっていた。
後半はサーバ室内で水冷式サーバラックや高速通信回線などの見学を行った。
多くの学生にとっては初めて見るサーバの規模であり、設置されているパネルやモニターを見ながらグループで話し合ったり、興味深く写真撮影を行っていた。
参加した学生にとっては、現場技術者から直接説明を聞くことができ、自ら学ぶセキュリティ技術がこれからの社会とどのように関係するかを深く理解できる機会となった。
また、今回の施設見学をとおして、複雑化するネットワーク環境を少しでもイメージできる場となったのではないだろうか。
今後は、石川県警察本部サイバー対策室職員による講演会、意見交換会や富士通システムズから講師を招いての勉強会を週1回開催していく等のスキルアップを図り、本プロジェクトを通じて情報セキュリティ分野の実践的教育・人材育成を積極的に支援していきたい。