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本学では,「教育改革」と「教育・研究の質向上」に関する方針と,様々な施策を検討する組織として,「部長会」を設置しています。この「部長会」は,学長が議長となって隔週で開催しており,その構成は,学長スタッフと位置付けられる2名の副学長をはじめとした10名と,大学院・学部の運営責任者である専攻主任・学部長の8名に加えて,産学連携の事務責任者と,学事運営の事務責任者2名が委員となって参画しています。


実施体制

本事業は,これまでの本学の教育改革の延長線上にある取り組みであるため,本事業を実施する体制として,この「部長会」の直下に示す「社会実装教育エコシステム委員会」を設けることとします。この委員会は,「実施委員会」と「評価委員会」で構成し,事業計画責任者である副学長が委員長,事務局長が副委員長を務めることになります。予算については,学長,本委員会委員長および副委員長3名で配分を検討します。 「実施委員会」には5つのワーキンググループ(以下,WG)を設置し,その各々の委員と役割を次に示します。


6年一貫コースWG:教務部長とPD教育の実務責任者らで構成し,チームで問題発見・課題設定を行う「問題発見プロセス」と,それらに実装・評価を組み込んだ「検証プロセス」の運営方法を改善し,社会実装型の「理工系PBL」の運営法ならびに学部から大学院までの一貫コースの検討を行います。

情報教育WG:組込み技術者育成プログラム事業責任者と情報工学科主任らで構成し,ICT操作スキル教育をはじめ,IoT・AI・セキュリティ教育の開発と,メジャー・マイナーの構成を検討します。

社会実装WG:進路部長とインターンシップ実務責任者らで構成し,社会実装を狙いとしたインターンシップとPBLが連動した仕組み,産業界とのテーマ調整,企業人の参画,達成度評価法を検討します。

教育業績評価WG:教育点検評価部長と学部長らで構成し,教育業績を評価する仕組みを検討します。

専門基礎WG:学生部長と数理・修学基礎教育課程の実務責任者で構成し,数学・物理・化学・生物と工学の関係性の明示と,倫理・安全・マネジメント・知財等に関する教育内容を検討します。

なお,各々のWGには,教務部をはじめとした7つの組織の事務長と,IR部門の職員が委員として参画します。 「評価委員会」は,産業界の各種団体・企業の経営層の数名に委員の就任を依頼し,本事業の計画・進捗・結果に加えて,後述する内部評価の結果についても意見を求めることとしています。初回の「評価委員会」は,本事業開始直後に本学卒業生が在籍する企業を中心に,本事業の方向性等を説明する機会を設けた際の要望・意見を調査・分析した結果と,それに対応する教育プログラムの概要について意見を求めることを予定しています。なお,「評価委員会」の開催時期は,本年度の早い時期と年度末の2回を計画しており,次年度以降は学期毎もしくは年度毎に実施します。