<内容>
ビデオレクチャー: 「確からしさの数理と直観」
市川 伸一(東京大学大学院教育研究科教授/ 心理学者、文学博士)
トーク:「戦争・メディア・バーチャル」(予定)
田中 宇(ジャーナリスト)
トーク:「他者の『心』は実在するか?」
金沢
創(淑徳大学社会学部講師/ 実験心理学、理学博士)
レクチャー:「センスデータ・アモーダル・クオリア」
下條
信輔(本プロジェクト監修/ 知覚心理学者)
パフォーマンス:「影・カモフラージュ・虚像」
蹄
ギガ+SAL VANILLA(ダンスユニット)
総括討論+質疑応答:「リアリティ・虚像・非在」
市川
伸一、田中 宇、金沢 創、タナカノリユキ、下條 信輔
         
<ゲスト出演者プロフィール>
市川 伸一 / Shin-ichi
ICHIKAWA |
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東京大学大学院教育学研究科教授
認知心理学、教育心理学、教育工学、文学博士
1953年生まれ。東京大学文学部卒業。埼玉大学、東京工業大学を経て、現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専門は、認知心理学、教育心理学、教育工学。学習、推論、問題解決などの認知理論を基盤にした教育のあり方を研究している。教育課程審議会委員、中央教育審議会初等中等教育分科会臨時委員、内閣府「人間力戦略研究会」座長等を務めてきた。最近は、学校や地域における学習相談活動、高校生のつくるWeb
Magazine Project、地域で行う「授業外学習ポイント制 度」などの普及、運営に携わっている。
著書に、『考えることの科学―推論の認知心理学への招待』(中公新書)、『学ぶ意欲の心理学』(PHP新書)、『開かれた学びへの出発―21世紀の学校の役割』(金子書房)、『学力低下論争』(ちくま新書)、『勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス』(岩波ジュニア新書)ほか。
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/lab/ichikawa/index.html |
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田中 宇/ Sakai
TANAKA |
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ジャーナリスト
1961年生まれ。繊維メーカー勤務1年を経て、共同通信社に入社。その後、マイクロソフト社で「MSNジャーナル」を立ち上げる。現在は湖心で国際ニュース解説記事のメールを配信。読者は約18万人。
著書に『マンガンぱらだいす』(風媒社)『タリバン』『イラク』『米中論』『ハーバードで語られる世界戦略』(以上、光文社新書)、『仕組まれた9・11』(PHP研究所)、『アメリカ超帝国主義の正体』(小学館文庫)などがある。
http://www.tanakanews.com |
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金沢 創/ So KANAZAWA |
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淑徳大学社会学部講師/ 実験心理学、理学博士
1966年兵庫県生まれ。1991年京都大学文学部心理学専攻卒業。1996年京都大学理学研究科霊長類学専攻単位取得退学。現在、淑徳大学社会学部心理学科専任講師。専門は実験心理学。サルの表情認知の実験を行いながら、一貫してコミュニケーションの進化について考察してきた。コミュニケーションはいかなる条件で可能なのか。ヒトという生物のコミュニケーションは他の生物種のそれと、いかなる点で異なっているのか。こうしたテーマをもとに、心という不思議な概念を獲得したことこそ、ヒトの特徴ではないのかという結論にいたった。現在、心を構成する単位としての知覚の重要さを認識し、知覚発達の実験を行いながらコミュニケーションの進化論について考察を続けている。
著書に『他者の心は存在するか』(金子書房)、『他人の心を知るということ』(角川書店)、『「神」に迫るサイエンス』(共著;角川書店)など。理学博士。
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蹄 ギガ/ Giga HIZUME
+ SAL VANILLA |
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SAL VANILLA主宰/ディレクター
1994年にMixed Media Performing Art Unit 『SAL
VANILLA』設立。都市情報空間におけるコミュニケーションリアリティをテーマに、繊細でスピード感溢れる身体感覚をベースに、最新のテクノロジー言語と巧みにリンクしたミクストメディア・ライブアート作品を制作。97年、アーティスト・ラン・スペース「gog」を設立。近年、海外では、ソウル、シンガポール、台北、香港等アジアの国々を中心に、インタラクティブな文化交流及び共同制作活動を展開中。
02年,NEXT WAVE FESTIVAL2002@ソウル、03年六本木ヒルズアリーナ・ライブアートイベント「inter/action」、「Little
Asia2003」@シンガポール等。他、パフォーマーとしても、独特のアグレッシブな身体感覚をもって映画・pv・アートイベントなど多方面のメディアで活動している。
http://www.salvanilla.com/
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金剛地 武志/ Takeshi
KONGOCHI |
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1967年10月18日神奈川県横浜市生まれ。A型。1996年日本コロンビアからメジャー
デビュー。音楽活動の傍ら「テレバイダー」(MXTV)の、アンカーマンぶりで名をはせる。その後、俳優業でも活動の場を広げる。現在「ケータイ刑事銭形愛」(パート1
TBS パート2 BS-i)、「ドゥニチラブ」(テレビ東京)、「みごろ!たべごろ!デンセンマン」(テレビ朝日)などに出演中。「グリコ/朝食りんごヨーグルト」のCFにも出演していることは記憶に新しい。
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<監修者プロフィール>
タナカノリユキ / Noriyuki
TANAKA |
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アーティスト / アートディレクター
/ 映像ディレクター
1985年東京芸術大学大学院美術研究科修了。グラフィック、空間造形、映像、パフォーマンス、環境デザインなど、様々なビジュアル表現を駆使して活躍するビジュアル・アーティスト。80年代後半から、国内外での展覧会、プロジェクト、レクチャー、科学者とのコラボレーションワークなどのアートワークとともに、サイエンスミュージアムの設計、ピーター・グリーナウェイ「The
Pillow Book」の映画美術、MUSIC VIDEO、CM、のディレクション、広告、CI、商品開発、文化関連事業などのアートディレクション、クリエイティブディレクションなど国際的に活動している。
JACA展グランプリ、ADC賞、TCC賞、ACC賞、DDA賞、TDC会員銀賞、IPT富山銅賞、アジアンパシフィック広告賞、CF部門金賞、プリント部門銀賞ほか受賞。主な著書に『タナカノリユキの仕事と周辺』(六耀社)『PAGES』(光琳社出版)『The
Art of Clear Light』(デジタローグ)など。
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下條 信輔 / Shinsuke
SHIMOJO |
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カリフォルニア工科大学教授 / 知覚心理学、認知脳科学、認知発達学
1955年東京生まれ。78年東京大学文学部心理学科卒業後、80年同大学院人文科学研究科修士課程、86年同博士課程修了。この間、81-85年マサチューセッツ工科大学留学、同研究員、同Ph.D.。86-89年スミス・ケトルウェル視覚研究所(サンフランシスコ)ポス・ドク研究員。89-97年東京大学助教授を経て、カリフォルニア工科大学准教授、現在同教授、NTTコミュニケーション科学研究所リサーチプロフェッサ兼任。93年タナカノリユキとのコラボレーション『Explore
Reality/現実の条件』、94年『VRエキスポ'94』出品展示、95年科学技術館常設展示『FOREST:遊び・創造・発見の森』総括ディレクター、99年『カンサスサイエンスシティ』出品展示を担当するなどその活動は、研究室内に止まらず多岐にわたる。
『〈意識〉とは何だろうか』を中心とする一連の著作により、99年、サントリー学芸賞受賞。03年、日本神経科学会より時実記念賞受賞。著書に『まなざしの誕生』(新曜社)、『視覚の冒険』(産業図書)、『サブリミナル・マインド』(中公新書)、『〈意識〉とは何だろうか』(講談社新書)他、共著多数。
http://neuro.caltech.edu/
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