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平成23年4月28日
情報学部のすべての学科を横断した学生が参画した地域活性化プロジェクト(CirKitプロジェクト)のKICK−OFFを行った。このプロジェクトは、情報学部に所属する情報工学科、メディア情報学科、心理情報学科、情報経営学科の4学科の学生が学年学科の枠組みを超えて、自らが有するICTスキルを活用し、地域に根ざす商店の活性化を図ることを目的としている。具体的には、SNSを活用した地域店舗と地域住民および学生の交流を図るシステムの開発・運営、地域店舗のホームページ制作、さらには地域店舗や地域住民のニーズや要望を把握する機能を有し、学生が実践的に地域社会に貢献するプロジェクトである。 プロジェクトのKICK−OFFには、プロジェクトを事前に実施していたコアメンバーの学生が中心となり、新たに参画する学生へのプロジェクト概要の説明と、これまでの取組実績等を説明し、先に述べた3つの機能に対する学生の配属先についての意見交換や、スキルアップトレーニングのプログラム内容について説明が行われた。 |
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平成23年8月23日〜25日
プロジェクト活動を通じた学生の取組成果が、地域の活性化に実質的につなげていくために、プロジェクトに参画する学生の意識向上を目的に、他の地域における地域活性化事業のベンチマークプログラムを実施した。具体的には、地域商店街の活性化において高い実績を有する香川県高松市丸亀町商店街への視察および意見交換を行った。意見交換の場では、高松丸亀町商店街振興組合理事長古川様より、丸亀町商店街の活性化に向けたビジョンやこれまでの取組のプロセスについて説明をいただき、本学より学生がプロジェクトの活動について、また現在抱えているプロジェクトの課題について説明を行った。意見交換を通じて、学生は、地域活性化についてこれまでICTを効果的に活用する、または、地域の方に利用してもらうことに焦点を当てていたが、ICTだけではなく、地域の方々に対して学生自らが直接触れ合いコミュニティを形成することが地域活性化において重要となることを理解していた。 また、地域の活性化には単に商店街の方々の意見を聞くだけではなく、関連する地域行政のまちづくりに対するビジョンや、土地や建物を所有するオーナーとの関係構築など、社会の複雑な制約条件が絡んでいることを理解し、プロジェクトとして取組に対する改革が必要であることを実感していた。 |
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平成24年2月26日
プロジェクト取組成果について、県内の学生プロジェクトが集いそれぞれの活動成果を報告する会「大学・地域連携アクティブフォーラム」に参画し発表を行った。このフォーラムでは、プロジェクトとして取り組んだ地域活性化事業の中で、プロジェクトに新たに参画した学生が中心となって取り組んだ、ICTの効果的な活用を、地域の子供たちに教えるサイエンスプログラムの実施について報告を行った。会場に訪れた地域の方々からは、「自ら学んだICTの知識や技術を、スキルとして定着するために自らが先生となって地域にプログラムを提供する仕組はとても魅力的である」と評価をいただくと共に、プロジェクト内における、本来の地域活性化のプログラムとの関連性や、地域に対する周知の仕組を強化した方が良いといったコメントも寄せられた。 フォーラムに参加した学生は、訪れた方々からのコメントや、地域連携に携わる県内学生のさまざまな取り組みの報告を通じて、自身のプロジェクト活動のレベルアップの必要性を感じると共に、今後のプロジェクト活動の改善に意欲を燃やしていた。 |