KITビジネスアーキテクトプロジェクト 文部科学省 平成21年度採択「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】
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取組み結果

■平成23年度/地域クラウドイノベーションプロジェクト

連携企業:北陸日本電気ソフトウェア株式会社、株式会社システム計画研究所

1.アンドロイドアプリケーションの開発勉強会 


平成23年4月〜平成24年3月
クラウドのキーワードとなるアンドロイドアプリケーションの開発のための勉強会を4月〜3月にかけて継続的に実施した。約30名の学生が参画する勉強会では、北陸日本電気ソフトウェア(株)様からの情報提供として、ロボット「パペロ」をアンドロイドアプリケーションで制御する技術的な指導や、(株)システム計画研究所様からは、グーグルアップエンジンを用いGPS機能を搭載したアンドロイドアプリケーションの開発に対する技術的な勉強会等、全10回の講座を開催した。
プロジェクトに参画する学生は、企業のエンジニアから直接的な指導をいただくと共に、自発的に学ぶ重要性を実感。毎週水曜日にプロジェクトに参画する学生同士が自発的に集まり勉強会を開催し、個々のスキルアップおよび、プロジェクト全体でのスキルアップを図ることができた。

2.企業担当者に対する中間プレゼンテーション

平成23年8月3日
アンドロイドアプリケーションの開発に取り組む学生プロジェクトが、地元のICT企業が参画する地域クラウドイノベーションプロジェクトの中で、取組成果をポスターに取りまとめ報告会を開催した。個々の企業担当者からのフィードバックには、「開発するアプリケーションの前提となる“要件”や“課題”をより具体的にかつ定量的に追求する必要がある」といった、システム開発における上流工程へのアドバイスが多くあった。
これらのアドバイスを踏まえ、地域の活性化をテーマとしたプロジェクトチームは、実際に地域に出向き、店舗側の要望や店舗を利用する地域住民へのヒアリング等を実施した。また、地元タクシー業界のアプリケーションの開発を担当したプロジェクトチームは、地元タクシー会社へのヒアリングを実施。両プロジェクトとも改めて要件定義を実施し、実践的な開発プロセスに取り組んだ。

3.金沢市主催のスマホアプリコンテストでの発表会

平成23年11月
プロジェクトの活動成果発表の場として、また学生の成長を客観的に社会に評価していただくための取組として、金沢市が主催したスマホアプリコンテストに対して、本学学生プロジェクトがエントリーを行った。
 このコンテストは、金沢の魅力が広く伝わるような新たなアプリケーションを募集し、優れた提案を奨励することで、まちなかの賑わい創出や交流人口の拡大を図るとともに、民間の創意と工夫による開発研究の推進につなげることを目的としている。プロジェクトに取り組む学生は、地域活性化をテーマとしたアプリケーションの開発をテーマにエントリーし、委員長特別賞を受賞することができた。

4.プロジェクト代表学生の長期インターンシップ

平成23年6月〜11月
プロジェクトの代表学生である学生が、連携企業先となる北陸日本電気ソフトウェア(株)の協力を経て、長期インターンシップに取り組んだ。この取り組みは、学内の学生プロジェクトのレベルアップを図るために、プロジェクトリーダーとなる学生が、連携企業において実際の開発プロセスを体験し、これらの活動を通じて得られたノウハウを、他のプロジェクト学生に展開することで、プロジェクト全体の開発スキル向上を目指すものである。
平成24年1月12日(木)には、そのプロジェクト成果の報告会が行われ、企業側からは「学生の自主的な課題発見、解決しようとするスタンスが見受けられ、大変刺激となった」「インターンシップを通して社内に新しい風を入れるためにも大変良かった」と高評価を頂いた。さらに参加した学生からは「目標に向かって自発的に取り込める授業選択や授業内容があるとよい」と、大学の教育実践に対しての要望や期待といったフィードバックも行われた。