SDGsゲーミフィケーション教材の利用に関するガイドライン

2025年 6月 1日


金沢工業大学SDGs推進センター(以下、当センター)では、小中高生等を対象としたSDGs教育を目的に、さまざまなSDGsゲーミフィケーション教材(以下、ゲーム教材)を開発・公開しています。より多くの方々にこのゲーム教材を適切に利用また、楽しみながら学んでいただくため、利用に関するガイドライン(以下、ガイドライン)を制定しました。本ガイドラインに基づきゲーム教材をご活用ください。

ゲーム教材活用に際し、本ガイドラインに加え、当センターが提供するコンテンツ(ダウンロード版等)の利用規約およびゲーム教材ごとに定められたルール等も、併せて遵守してください。

なお、本ガイドラインの内容は、予告なく変更されることがあります。変更により生じるいかなる損害についても、当センターは一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。

1. 総則(目的・対象)
1.1 目的
本ガイドラインは、金沢工業大学SDGs推進センター(以下、当センター)が開発ならびに公開するSDGsゲーミフィケーション教材(以下、ゲーム教材)の適正な利用を促進し、より多くの方々がSDGsを楽しく学べる環境を整えることを目的としています。

1.2 適用範囲
本ガイドラインは、以下の対象に適用されます。
(1)対象者
  • 本ゲーム教材を利用する 個人、教育機関、企業、自治体、その他の団体

(2)対象地域
  • 本ガイドラインは、日本国内向けに作成されていますが、海外の利用者についても同様の条件が適用されます。

(3)対象となるゲーム教材
  • 本ガイドラインは、当センターが提供するすべてのゲーム教材(カードゲーム、ダウンロード版・オンライン版・アプリ版等のコンテンツも含む)に適用されます。

2. 利用ルール(営利・非営利の区分、利用範囲の明確化)
本教材は、小中高生等を対象としたSDGs教育を目的に開発されており、非営利目的での利用を原則として許可します。教育機関(大学機関を除く)とそれ以外で利用条件が区分されますので、該当する項目をご確認ください。

2.1 教育機関での行事利用
対象:小学校・中学校・高等学校、その他教育機関(大学機関を除く)

  • 教育機関の授業や学習活動(正課教育におけるワークショップ等)の一環として、本ゲーム教材を利用いただけます。
  • ただし、営利目的での利用は禁止されます(例:参加費を徴収する有料のセミナー・講座等での利用)。
  • 教材の内容を改変(翻訳等を含む)せず、そのまま利用してください。
  • 本ゲーム教材を利用した行事を外部に公表する際は、「ゲーム教材は金沢工業大学SDGs推進センターが開発したものである」ことを明示してください。
  • 本ゲーム教材を利用した行事については可能な範囲で共有してください。

2.2 それ以外の団体での行事利用
対象:企業、自治体、NPO、その他の団体・個人および大学機関

  • 本ゲーム教材の営利目的での利用は原則として禁止されます(例:営業活動での利用、参加費を徴収する有料のセミナー・講座等での利用、大学機関の講義での利用)。
  • ただし、非営利目的で、社内・社外で大人数を対象としたイベント、大学機関等の講義や研修で利用したい場合は、以下の(1)~(3)いずれかの条件のもとで利用が可能です。

(1)当センターが運営者として実施する
  • セミナー、講義等は、以下の定めた形で実施することが可能です。
  ① 本学が定めた本学関係者(教職員または学生)による研修・ワークショップ等の運営。
  ② 本学が指定する組織による研修・ワークショップ等の運営。

(2)当センターのゲーム教材に関わる認定ファシリテーター有資格者が実施する
  • 本学または、本学が指定する組織によるゲーム教材のファシリテーター研修を受講し、認定資格を保有する方が研修・ワークショップ等を運営することは可能です。

(3)特例措置
  • 特例として認定ファシリテーター以外の方についても実施内容・条件によって利用を認める場合があります。
  • ゲーム教材の利用を希望される場合は、利用申請書に記載された利用条件を同意のもと必要事項を記入のうえ当センターに利用を希望する1か月前までにご提出ください。
    [利用申請書]PDFダウンロード
    [提出先]sdgscenter@kanazwa-it.ac.jp
  事前に本学の同意を得ていない場合、審査の結果として、多くの場合、利用が認められないことをご理解ください。

なお、上記(1)~(3)いずれかの条件のもと利用される場合においては、以下の点についても厳守してください。
  • 教材の内容を改変(翻訳等を含む)せず、そのまま利用してください。
  • 本ゲーム教材を利用した行事を外部に公表する際は、「ゲーム教材は金沢工業大学SDGs推進センターが開発したものである」ことを明示してください。
  • 本ゲーム教材を利用した行事については可能な範囲で共有してください。
3.禁止事項(不適切な利用例)
  • (1)法令または公序良俗に違反する行為
  • (2)犯罪行為に関連する行為
  • (3)多様性の差別、攻撃、および排他に関連する等、SDGsの考え方に反する行為
  • (4)本ゲーム教材の内容等、本ゲーム教材に含まれる著作権(著作者人格権含む)、商標権ほか知的財産権を侵害する行為
  • (5)本ゲーム教材および本ゲームの素材(文章、画像等)の無断転載、複製、改変、再配布(二次配布)、販売する行為
  • (6) 不正な目的をもって本ゲームを利用する行為
  • (7)本ゲームと関連して、直接または間接に営利を目的とする行為
    • ゲームを利用する行事が非営利であっても、主となる行事が営利の場合
    • 参加費や出展費等を徴収する行事
    • 本学関係者、認定ファシリテーター以外に本ゲームの参加に関わる費用が支払われる行事
    • 第三者から物品や金銭等の副賞がある行事
    • 飲食物や商品等の販売促進に関わる行事
  • (8)本ゲームまたは本ゲームをもとに作成した自作のゲームで利益を得ること
    (9)当センターが許諾しない本ゲームでの宣伝、広告、勧誘、または営業行為
    (10) 本ゲームによって得られた情報を商業的に利用する行為
    (11)当センターの運営を妨害するおそれのある行為
    (12)不正アクセスをし、またはこれを試みる行為
    (13)当センター、ほかの利用者、またはその他第三者のサーバー、ネットワークの機能を破壊したり、妨害したりする行為
    (14) 本ゲームの他の利用者またはその他の第三者に不利益、損害、不快感を与える行為
    (15) 他の利用者になりすます行為
    (16) 本ゲームと関連して、反社会的勢力に対して直接または間接に利益を供与する行為


Q&A


Q1.  子どもたちにわかりやすくするためにカードの内容をアレンジしてもいいですか?

A1.  カード内容のアレンジはご遠慮ください。

  • カードの内容が伝わりにくい場合、補足資料としてスライド等を使ってわかりやすく説明することは可能です。ただし、補足の説明であることを必ず明示してください。

Q2.  SDGsゲーミフィケーション教材に関わる補足資料を作成することはできますか?

A2.  補則資料を作成された場合は、利用する前に当センターまでご連絡ください。

  • 利用いただけるか当センターで確認し、許可されましたら利用いただけます。
  •  ただし、補足の説明資料は本ゲーム教材の正式な説明資料ではありません。独自で作成した説明資料を作成する際は、補足の説明資料が本ゲーム教材の正式な資料ではないことを必ず明示してください。

Q3.  SDGs推進センターで許可された(Q2項)補足資料を他のクラスや学校で共有することはできますか?

A3.  補足の説明を共有することは可能です。
  • ただし、補足の説明資料は本ゲーム教材の正式な説明資料ではありません。独自で作成した説明資料を共有ならびに利用する際は、補足の説明資料が本ゲーム教材の正式な資料ではないことを必ず明示してください。また、利用した行事については可能な範囲で共有してください。

Q4.  オンラインでゲーム教材を利用することはできますか?

A4.  オンラインでのゲーム教材の利用は可能です。

  • ただし、教材をデジタル化して再配布(二次配布)することや、参加費を徴収する形でのオンラインイベントを開催することは禁止されています。また、本ゲーム教材を利用するにあたり、ガイドラインの利用ルール・禁止事項を遵守してください。

Q5.  本教材を使って無料のイベントを開催することはできますか?

A5.  小学校・中学校・高等学校、その他教育機関(大学機関を除く)で非営利目的であれば、無料のイベントでの利用は可能です。
  • ただし、前述の機関およびそれ以外の機関も含め、ガイドライン利用ルールをご確認ください。

Q6.  他の教材と組み合わせて利用することはできますか?

A6.  本教材の一部を抜粋・編集して別の教材の一部として利用することは禁止されています。
  • 例えば、THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)において各カードのアイデアならびにデザインデータ、文言を当センターと関わりのないゲームの素材として行事等で利用することや新たなゲームを制作する行為が該当します。
 
Q7.  本教材を使ったワークショップの内容をSNSや動画で公開してもいいですか?

A7.  ワークショップの様子を共有すること自体は可能ですが、教材の内容をそのまま撮影し、公開することは禁じられています。また、商業目的での動画配信(例:YouTubeで広告収益を得る目的の配信)は禁止されます。

  • 実施したワークショップ等の行事をSNS、動画公開の際は、「ゲーム教材は金沢工業大学SDGs推進センターが開発したものである」ことを明示してください。
  • また、ゲーム教材を利用した行事については可能な範囲で共有をお願いいたします。