KIT 金沢工業大学

原著から本質を学ぶ科学技術講座 世界を変えた偉人は何を考え、何を語ったか 世界的な科学者たちの思考のプロセスを辿り学問の本質を共有し、次代のイノベーション創出につなぐ

第19回講座

マイケル・ファラデーは
何を考え、何を語ったか

〜電磁誘導の法則発見から発展の流れを学ぶ〜

  • 講師:金沢工業大学 電気電子工学科 
    教授 中田 修平
    プロフィール
    教授 中田 修平

    東京大学工学部卒。同大学大学院工学研究科博士課程電気工学専攻修了。三菱電 機(株)入社。中央研究所、先端技術総合研究所に勤務。加速器のパルス電磁石 及び加速空洞の開発、電磁界解析技術を用いたブラウン管の電子銃及び偏向ヨー クの開発、SiCを用いたパワー半導体の開発に従事。FEDプロジェクトグループサ ブプロジェクトマネージャー、SiCデバイス開発センター副センター長を経て 2017年本学教授就任。

電気の実験的研究 第Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ巻

金沢工業大学ライブラリーセンター所蔵

電気の実験的研究 第Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ巻

マイケル・ファラデー
1903年 初版

Faraday, Michael.
Experimental researches in electricity. 3 vols.

金沢工業大学は,科学的発見や技術的発明が最初に発表された約2000点の稀覯書を所蔵しており、これらを活用し「学問の本質を学び、未来にチャレンジする」教育・研究を行っています。
今回は、マイケル・ファラデーの著書、”電気学の実験的研究”第1巻(1839)、”電気学の実験的研究”第2巻(1844)、”電気学の実験的研究”第3巻(1855)について解説します。
ファラデーは、電磁気学の黎明期である19世紀の前半に、現在の社会を支えている「電磁誘導の法則」を発見しました。他にも、「電気分解に関する法則」、「真空管のファラデー暗部」、「反磁性物質」等の数々の発見のほか、「回転機」「発電機」の発明など発見の応用にも力を注いでいます。また、「正イオン(cation)」「負イオン(anion)」、「陰極(cathode)」、「陽極(anode)」、「イオン(ion)」等の今日なくてはならない色々な言葉の命名者でもあります。
“電気学の実験的研究”は、1831年の「電磁誘導の発見」以降のいくつかの学術論文を収録したものです。論文には、いかに考え、いかに実験装置や測定器をつくり、実験したか、結果はどうであったかについて成功・失敗に関係なく書かれています。
本講座を通じて、皆様が自然科学の基本思想を再認識し、ワクワクするような自然科学探求の旅に再出発して頂ければ幸いです。

原著から学ぶ科学技術の本質について
金沢工業大学 学長 大澤 敏

イントロ 時代背景について

第1部 誘導現象

第2部 電気の同一性

第3部 電気化学分解

第4部 静電誘導

第5部 光磁気効果

第6部 誘導現象2

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