ダゲレオタイプ写真術と透視画の方法の歴史と解説
1839年
ルイ・ダゲール(1789-1851)
 ニエプスが写真術を試みたのを受けて、ダゲールは暗箱カメラに映った像を固定 (化学的再生) する方法を発達させました。1839年、ヨウ化銀と光の反応を知って、ダゲールはヨウ化銀を塗った銅板あるいは銀板の上に銀粒子による像を固定することに成功しました。感光したヨウ化銀は水銀の蒸気をふれさせる事によって現像され、この銀分子の像をチオ硫酸ナトリウムで固定する方法を完成したのです。ダゲールはこの方法を「タゲレオタイプ」と名付けましたがこれが現在の写真術の最初のものとなったのです。