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教育と教職の意義、教職に就くまでのプロセス、教師の仕事や教師の指導力について学び、さらに今日の臨床教育について理解する。講話や受講生どうしの討議により、今後求められる教師の役割や在り方について考察することを通して、教職課程の学習内容を理解する。これらの学習活動により、受講生各自が自己の教師を目指す者としての適性について熟考し、また、教職課程において目標を持ち、真摯に教師を目指して学んでいく態度の涵養を目指す。
行動目標●教師という仕事について具体的なイメージを持ち、文章で説明することができる。教師の職務について基本事項を理解し、設問に答えることができる。教師になるまでのプロセスを理解し、設問に答えることができる。目指すべき望ましい教師像について、自分の考えを述べることができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教職の意義、役割、教員の職務内容について学ぶ。教職科目で学んだことを総合的に捉えなおしながら、これからの学校教育における教師の在り方および教職の意義について理解を深め、教育現場に求められる、実践的指導力を身につける。さらに教育実習後は、進路選択の基礎知識を踏まえつつ、教育実習を振り返ることにより、自身の教師としての適性を判断し、進路選択の準備を行う。
行動目標●教職の意義および教員の役割を理解し、設問に正しく答えることができる。教員の身分および職務内容を理解し、設問に正しく答えることができる。自分なりの教職観を確立し、それをレポートに表すことができる。真摯に学習に取り組み、学生の達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育の原理的考察を通して、自分なりの教育観を持つことを目標とする。そのために、教育理論を踏まえて、実際に行われている学校教育・家庭教育・社会教育の課題を明確にし、これからの教育について考えることのできる基礎的能力を養う。
行動目標●自分自身の教育観を持ち、文章で表すことができる。教育の原理と実践を理解し、設問に正しく答えることができる。現実に起こっている教育事象を分析し、その対応の仕方や解決策をレポートで示すことができる。真摯に学習に取り組み、学生の達成すべき行動目標を自己評価することができる。
学校現場で中学校および高等学校の生徒に対する有効な教育実践のために必要な教育心理学の基礎について理解することを目標とする。具体的には、発達、学習、適応、および教育評価の教育心理学の四領域を概観し、青年期までの各発達段階、および発達障害に関する理解と支援の方法について取り上げる。
行動目標●発達という視点の意義を理解し、文章で説明することができる。教育心理学の基礎概念と基礎理論を理解し、選択形式問題と記述問題に正しく答えることができる。自らの経験と教育心理学的な知見から、青年期の特徴と心の問題を理解し、文章で他者に説明することができる。特別な支援を必要とする生徒に関する基礎事項を理解し、その指導法に関して見解を論述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
学習と発達の理論、発達障害に関する基礎事項を理解することを目指す。また学習心理学と発達心理学の視点から、有効な教育実践を行う教育者になるために必要な観察眼と考え方を養い、自分なりの教育観を確立することを目標とする。
行動目標●主要な発達理論を理解し、文章で説明することができる。発達理論を理解し、空所補充問題と記述式問題に正しく答えることができる。学習理論を理解し、空所補充問題と記述式問題に正しく答えることができる。障害のある生徒に関する基礎事項と実情を理解し、その指導法に関して見解を論述することができる。学習という視点から、有効な教育について自分なりの考えを提示し、文章で説明することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育の基本に関する法規、教育体系に関する法規、教育当事者に関する法規、教育活動に関する法規、および教育行政に関する法規を取り上げ、多様な形で展開される教育活動を支える「教育法規」について、その現状や構造の理解を深めるとともに、その改革動向について考察する。
行動目標●教育活動や教育実践について制度や組織の観点から考え、設問に答えることができる。教育改革の動きを理解し、設問に答えることができる。教育法規に関わる問題を見つけ、その解決策について説明することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育基本法や学校教育法の改正をはじめ、小学校段階における「外国語活動」の導入や「特別の教科 道徳」の設置など、さまざまな教育改革が進められている。また、授業時間の増加など、現在、我が国の学校教育は転換点を迎えている。教育課程とは、学校教育の内容や方法の在り方を定めたものであり、それは学校教育の基調に直接的に関わりを持つものである。本授業では、教育課程の内外での歴史的変遷や編成原理を押さえつつ、今後の学校教育における教育課程のあり方について考察する。
行動目標●今日の教育課程改革の動向を理解し、設問に答えることができる。教育課程の編成原理を理解し、教育課程を分析することができる。教育課程改革の歴史において、何が問題とされてきたのかを理解し、文章で説明することができる。これからの学校教育における教育課程の課題について、文章で説明することができる。学生が達成すべき行動目標を自己評価できる。
工業教育の目的は、「工業の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を修得させ、現代社会における工業の意義や役割を理解させるとともに、環境およびエネルギーに配慮しつつ、工業技術の諸問題を主体的、合理的に、かつ倫理観をもって解決し、工業と社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる」ことにある。したがって本目的を達成するために、工業高校の教員として適切な授業運営を行うことができる基礎的な知識や実践力の習得を目標とする。
行動目標●高等学校における工業科教育の内容と方法を理解し、文章で説明することができる。工業高校が抱える問題点を理解して、改善策を提示することができる。工業の授業を行うための学習指導案を作成することができる。授業運営の実践的指導力を身につけ、模擬授業を行うことができる。真摯に学習に取り組み、学生の達成すべき行動目標を自己評価することが できる。
今日の高等学校では、教科のひとつとして「情報」が位置づけられており、その位置づけは、教育課程全体においても重要なものとなる可能性がある。教師には、コンピュータをめぐるさまざまな知識や技能が必要となることはもちろんのこと、これらを生徒に効率的かつ適切に習得してもらうための実践的指導力を身につけることが求められる。本授業では、「情報」を教える教師としての基礎的な知識を習得し、さらに実際に高等学校での授業運営を適切に行うための実践的指導力を身につけることを目標とする。
行動目標●教科「情報」の意味を理解し、文章で説明することができる。授業運営のための実践的指導力を身につけるために、授業を行うための学習指導案を作成し模擬授業を行うことができる。自らの模擬授業を振り返り、その良い点と改善すべき点を論述することができる。他者の模擬授業の良い点と改善すべき点を捉え、よりよい授業を行うための方針を論述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
中学校教諭一種免許状(数学)および高等学校教諭一種免許状(数学)取得のための必修科目である。講義においては、中等教育において教科「数学」を担当するために必要な基礎的な知識の獲得を目指す。主に、数学教育の歴史と現状および目標、学習指導要領「数学」の内容、数学科の内容と教材、指導と評価について取り上げる。
行動目標●教科「数学」の目標を理解し、設問に正しく答えることができる。教科「数学」で取り上げるべき各領域について理解し、それに基づいて授業を設計することができる。授業の設計に基づいて、教材と評価についての案を作成することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
中学校および高等学校において教科「数学」を担当するために必要な基礎的な知識と技術の獲得を目指し、さらにそれらに基づき教科「数学」の実践的指導力の獲得を目指す。主に、中高「数学」の教科書の分析、数学科の各領域の学習指導案と教材の作成、授業における指導と評価を取り上げ、数学教師に求められる指導力を養成するための模擬授業を実施する。
行動目標●教科「数学」の目標と各領域について理解し、それに基づいて学習指導案を作成することができる。授業運営のための実践的指導力を身につけるために、作成した学習指導案に基づいて模擬授業を行うことができる。自らの模擬授業を振り返り、その良い点と改善すべき点を論述することができる。他者の模擬授業の良い点と改善すべき点を捉え、よりよい授業を行うための方針を論述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
中学校教諭一種免許状(理科)および高等学校教諭一種免許状(理科)取得のための必修科目である。講義においては、中等教育において教科「理科」を担当するために必要な基礎的な知識の獲得を目指す。主に、理科教育の目標、学習指導要領「理科」の内容、理科の各分野の内容と教材、指導と評価、探究活動について取り上げる。
行動目標●教科「理科」の目標を理解し、設問に正しく答えることができる。教科「理科」で取り上げるべき各領域について理解し、それに基づいて授業を設計することができる。授業の設計に基づいて、教材と評価についての案を作成することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
中学校および高等学校において教科「理科」を担当するために必要な基礎的な知識と技術の獲得を目指す。また、それらに基づき教科「理科」の指導力獲得を目指す。主に、中高「理科」の教科書の分析、理科の各領域の指導案と教材の作成、授業における指導と評価を取り上げ、理科教師に求められる、指導力を養成するために模擬授業を実施する。
行動目標●教科「理科」の目標と各領域について理解し、それに基づいて学習指導案を作成することができる。授業運営のための実践的指導力を身につけるために、作成した学習指導案に基づいて模擬授業を行うことができる。自らの模擬授業を振り返り、その良い点と改善すべき点を論述することができる。他者の模擬授業の良い点と改善すべき点を捉え、よりよい授業を行うための方針を論述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
現代の主要な道徳教育の理論と実践を学び、これからの道徳教育の在り方について考える。さらに、学校の全教育活動を通して行われる道徳教育と「特別の教科 道徳」において行われる道徳授業との関係を明らかにするとともに、考え、議論する授業を実践のための基礎的知識の習得と教師になるための資質・能力を養う。
行動目標●道徳教育が重視され教科化に至った経緯を、文章で説明することができる。道徳教育の理論と方法について、設問に正しく答えることができる。道徳授業の目的を理解し、指導案および資料を作成することができる。
望ましい集団活動を通して個人の自主的、実践的な態度を育てることを目標とする機能的領域としての特色を踏まえ、HR活動(学級活動)・生徒会活動・学校行事のそれぞれの目標と内容について理解を深める。また、学年や学校全体の年間指導計画の作成や内容の取り扱いについての基礎的知識および技能の習得を目指す。
行動目標●教育課程における特別活動の位置付けを理解し説明することができる。特別活動の目標について理解し説明することができる。特別活動の各活動と学校行事について、それぞれの目標と内容を理解し説明することができる。特別活動を進める上での効果的な指導方法や具体的実践についての知識、技能の習得に努める。
「授業」は、教授と学習の統一された過程として捉えられる。このような「授業」を成立させるためには、何をどのように教えるかということが問題となり、教師には教材分析を行う力や学習指導案を作成する力、さらに情報機器やメディア、教材を活用していくことが求められる。また、「授業」後の授業分析や評価が必要であり、それらによって次の「授業」に向けた改善が可能となる。本授業では、学校教育の中心である「授業」を主たる対象として、よりよい「授業」を行うための方法や技術を習得することを目標とする。
行動目標●教授学習過程や教授法についての基礎を理解し、学習プランを考えることができる。授業における学習指導案の持つ意味を説明でき、実際に学習指導案と板書計画を作成することができる。教育機器やメディアの意義と活用法を理解し、論述問題に答えることができる。教育評価の意義と具体的な活用法を理解し、問題に答えることができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
生徒指導、進路指導それぞれの諸原理および関連についての理解を深める。現代の中・高校生の実態を多様な情報により理解し、その問題と対策について考える。また、キャリア教育の中核として位置付けられる進路指導の効果的方法や啓発的体験学習などの具体的実践に対する理解を深め、従来の進路指導の課題とその対応策について我が国の教育施策を踏まえて考察する。
行動目標●生徒指導と進路指導それぞれの目的と意義について理解し、説明することができる。生徒指導および進路指導がキャリア教育とどのような関係にあるかを理解し説明することができる。学校の教育活動全体における生徒指導、進路指導の位置付けと役割を理解する。生徒理解のために必要なカウンセリング・マインド、キャリア・カウンセリングに関する知識を理解し、演習を通して基本的技能の習得に努める。
教育現場で見られる心理的諸問題(生徒・保護者との関わり方、いじめ、不登校、学校不適応、発達障害など)を取りあげる。受講者が児童・青年期の心理的特徴、生徒との対人関係を深める方法、保護者との関わり方など、教師になるにあたり学んでおくべきと思われるテーマについて、集団討議・発表など演習的な方法も取り入れながら理解を深める。
行動目標●不登校やいじめ、不適応に対して、文章で説明でき、多肢選択式の質問に正しく解答できる。児童・生徒の心の問題を理解する方法ならびに支援体制について、文章で説明でき、多肢選択式の質問に正しく解答できる。心理学的援助の方法について、文章で説明できる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育実習の目的は、学校に体験的に勤務し、自分の教師としての適性を確認するとともに、目指すべき教師像を明確にすることにある。目標達成のためには、事前の準備として、学校での教師の仕事を理解し、実習生としての心構えを身につけ、実習における目標を持つことが必要である。また、教育実習の事後には、学校での体験を振り返ることによって、教育実習の目標について振り返る。さらにこれらの学習活動を通して、自らが理想とする教師になるための課題について考える契機とする。
行動目標●実習予定校の概要を理解し、教育実習生としての具体的な目標を記述することができる。教育実習での体験を振り返り、教師の仕事の実際について理解を深め、レポートにまとめることができる。教育実習での体験を振り返り、自らの教師としての適性について記述することができる。自らが目指す教師像について、教育実習での経験を考慮して記述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育実習においては、大学で学んだ一般教養・専門教養・教職教養などを学校現場において総合的に生かし、授業実習を通して生徒理解を深めるとともに、生徒指導や学校運営の教員の職務実践に触れて望ましい教師像を形成する。なお、本科目は中学校および高等学校教育職員免許状取得希望者を対象としている。
行動目標●生徒に対して、教師として必要な実践的指導を行うことができる。ねらいに沿った学習指導案を作成することができる。学校現場で適切な授業を行うことができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教育実習においては、大学で学んだ一般教養・専門教養・教職教養などを学校現場において総合的に生かし、授業実習を通して生徒理解を深めるとともに、生徒指導や学校運営の教員の職務実践に触れて望ましい教師像を形成する。なお、本科目は中学校教育職員免許状取得希望者のみを対象としている。
行動目標●生徒に対して、教師として必要な実践的指導を行うことができる。ねらいに沿った学習指導案を作成することができる。学校現場で適切な授業を行うことができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
教職教養・一般教養・専門教養などの「学問知」と、「教育実習」における教科指導や生徒指導などを通して得た「実践知」を統合し、使命感や責任感、および教育的愛情に裏打ちされた実践的指導力を高めることを目指す。また、履修カルテを用いた個別指導を行うことにより、各受講生に自らの改善すべき点を自覚させることを目指す。以上により、最終的には、中学校および高等学校の教師に最小限必要とされる資質の確認を行う。
行動目標●使命感や責任感、教育的愛情を持った自己表現を行い、本講義における教育活動に取り組むことができる。教育現場で生じる諸問題に対し、社会性や対人関係能力を備えた対応策を考え記述することができる。教育実習および本講義を通して得た経験から、自らの生徒理解を省察し、具体的な学級経営案を作成することができる。教育実習および本講義を通して得た経験と大学で学んできた知識を統合し、適切な教科指導を行うことができる。中学校および高等学校の教師を目指すにあたっての自らの適性と改善すべき点を記述することができる。真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
高等学校教諭一種免許状(工業)を取得するには、「工業概論」および「職業指導」は、必ず修得する必要があります。なお、教育課程表上の科目区分は、「工業概論」が修学基礎教育課程、「職業指導」は各学科(心理情報学科を除く)の専門教育課程です。
高等学校の工業系科目を担当する教員には、工業の各分野についての基礎的・基本的な知識を包括的に身につけていることが求められている。本科目では、この要請に対応して、工業の各分野を概観し、工業の各分野に関する基礎的・基本的な知識の習得、現代社会における工業の意義や役割の理解、これらの知識・理解と現在の環境やエネルギーの問題を考慮しつつ、工業技術の諸問題を主体的、合理的かつ倫理的に解決するための実践的能力と態度を習得することを目指す。
行動目標●本科目の学習意義を理解し、機械工学、電気・電子工学、情報技術、建築学、土木工学、および工業化学の各分野について基礎的な知識を習得し、現在の社会状況との関連を説明することができる。今後の教職課程における修学に活用することができる。
学習指導要領全般において、資質・能力の育成が重視され、キャリア教育の視点に立った職業指導(進路指導)のあり方が問われてきている。本授業では、児童生徒の今日的課題や教育改革の動向、職業指導(進路指導)の歴史を踏まえつつ、生徒が自らの生き方を選択・決定し、自己実現を果たすための支援となる職業指導(進路指導)のあり方を考察する。
行動目標●教育課程と職業指導(進路指導)との関係を理解し、文章で説明することができる。学校教育における職業指導(進路指導)の意義と重要性について説明することができる。職業指導(進路指導)を行うための基礎的な知識を習得し、実践を構想することができる。学生が達成すべき行動目標を自己評価できる。