コンテンツ&テクノロジー融合研究所

コンテンツ&テクノロジー融合研究所
Kanazawa Institute of Technology

コンテンツ&テクノロジー融合研究所
設立の背景

エンターテインメントは、100年に一度ともいえる転換期にある。最大の要因は、21世紀に入って大きく広がったインターネットである。これまでのメディア技術と異なり、インターネットはエンターテインメントに根源的な変化を迫っている。
ケーブルテレビや衛星放送、CDやDVDなど、20世紀に登場したメディア技術は、いずれもエンターテインメント業界を揺るがしつつも、既存の秩序と共存共栄を図ることができた。これに対してインターネットは、これまで業界が築いてきた常識を根本から塗り替えつつある。
インターネットがエンターテインメントに与える影響は、業界を支配する企業の勢力争いにも及んでいる。これまで世界の映像業界を牽引してきたハリウッドの大手スタジオや米国の4大テレビネットワークは、ネットフリックスやGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)などの新興勢力の突き上げを受けて、抜本的な変革を強いられつつある。
インターネット上のサービスが主流になることで、消費者は24時間、どんな場所にいても、時空の制約を超えてあらゆるコンテンツにアクセス可能になる。そして、エンターテインメントと日常生活の間の境界は次第に曖昧になって行く。コロナ禍におけるリモートワークが、家庭と仕事の境目をなくしてしまったのと同様である。
今後は、消費者が日常生活とエンターテインメントの間を自由自在に行き来する環境が成立するだろう。日常生活とエンタメの境界がなくなり、両者が技術によって地続きになった世界が誕生するのである。
当研究所は、IT技術とコンテンツ産業の融合に焦点を絞り、新たな環境に対して多様な提言や喚起を発信、幅広い研究を展開することを目標に開設されたものである。

C&T融合研究所について

Principles
of the Institute
研究所 所員紹介

金沢工業大学虎ノ門大学院
教授Ph.D.北谷 賢司

ワシントン州立大学コミュニケーション学部放送報道学科を卒業後、ウイスコンシン大学大学院にて通信法、メディア・エンタメ産業経営を専攻し、1981年にこの領域で日本人初の博士号を取得。 ワシントン州立大学助教授、インディアナ大学テレコミュニケーション学部経営研究所副所長といった学務と並行し、日本テレビ、TBSで国際事業顧問を務め、TBSメディア総研取締役、TBS米国法人上席副社長、東京ドーム取締役兼米国法人社長、ソニー本社執行役員兼米国本社エグゼクティブ・バイス・プレジデントを経て、2004年に帰国。ソニー特別顧問、ぴあ社外取締役、ローソン顧問、エイベックス国際ホールディングス社長、世界最大のエンタテイメント施設/スポーツ・ライブエンタメ複合企業AEGのアジア担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼日本代表を歴任。 その間、1980年代に、日本テレビで「鉄腕アトム」や「バチカン・システナ聖堂壁画修復ドキュメンタリー」の英語版脚本の監修・制作、テレビ朝日でレーガン政権誕生報道番組キャスター、TBSで「世界バレーボール選手権」や「世界フィギュアスケート選手権」などの放映権獲得交渉を担当。
1990年代には、東京ドーム招聘興行担当役員としてNFL、NBA、ローリング・ストーンズの興行を日本初開催。ほか、U2、マドンナ、マイケル・ジャクソンなど多数アーティストを招聘し、博士号を持つ伝説のプロモーター「ドクターK」として世界的に著名に。
そして2018年から2019年、AEGのアジア担当EVP兼日本代表として、セリーヌ・ディオン、エド・シーランの来日ドーム公演も手掛け、同社の名古屋、大阪のアリーナ運用権の取得にも寄与した。 2021年12月AEG退任後は、三菱商事都市開発、NTTドコモ、乃村工藝社、FM東京、イスラエルInnoCan製薬の顧問、インターFM取締役、ブロードメディア監査役などを兼務。また、2000年からワシントン州立大学財団理事、2005年から2021年まで同レスター・スミス栄誉教授、2010年から金沢工業大学虎ノ門大学院教授、同コンテンツ&テクノロジー融合研究所所長といった、日米大学での教務も継続している。DAZN日本法人チェアマン、Forbes JAPANコラムニストも兼任。
主な著書に『エンターテインメント・ビジネスの未来2020-2029』『同ポストパンデミック編』『エンタメの未来2031』(日経BP)、『ライブ・エンタテインメント新世紀』(ぴあ総合研究所)、『人を動かす力、お金を動かす力』(サンマーク出版)など。

金沢工業大学虎ノ門大学院
教授、弁護士大橋 卓生

北海道大学法学部卒業後、株式会社東京ドームに入社し、スポーツ&エンタテインメント法務に興味を見いだして弁護士となり、現在、スポーツ法及びエンタテインメント法を中心に活動している。(公財)日本オリンピック委員会評議員などスポーツ競技団体の役員を歴任し、現在、NPO法人エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワーク理事、日本スポーツ法学会理事、(公財)日本学生野球協会理事などを務める。

金沢工業大学虎ノ門大学院 教授、弁護士 大橋 卓生

金沢工業大学虎ノ門大学院
准教授、博士(メディアデザイン学)石井 大貴

金沢工業大学虎ノ門大学院准教授、博士(メディアデザイン学)。株式会社LOCOK 代表取締役。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。TBSテレビに15年間勤務後、現職でLife Education事業を展開。つくし会幼児教室やLOCOKウェルネスガーデン品川御殿山、LOCOK Learning Park晴海フラッグの運営、ベビーシッター事業、千葉ロッテマリーンズを始めとするスポーツチームや企業へのリーダーシップ・マネジメント研修を展開。著書に『親子で体・心・脳をきたえる「つくし会式知育メソッド」』(ぴあMOOK、2019年)、『「目標」を「現実」に変えるたった3つのルール』(プレジデント社、2021年)等。

金沢工業大学虎ノ門大学院 准教授、博士(メディアデザイン学) 石井 大貴

研究者について

Access

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅から徒歩2分、
銀座線「虎ノ門」駅と三田線「御成門」駅からいずれも徒歩8分。
虎ノ門ヒルズ 森タワーに隣接し、
仕事との両立のためには最高のロケーションです。

K.I.T.虎ノ門大学院

〒105-0002
東京都港区愛宕1-3-4 愛宕東洋ビル12階
(1階のミニストップが目印です)

フリーダイヤル 0120-757-242
TEL:03-5777-2227
FAX:03-5777-2226

・東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅(A1出口)徒歩2分
・東京メトロ銀座線 虎ノ門駅(1番出口)徒歩8分
・都営地下鉄三田線 御成門駅(A5出口)徒歩8分