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本学学生が連携高校でインタビュー調査を実施

2019年6月10日、本学のプロジェクトデザイン教育科目である「プロジェクトデザインⅡ」を履修する電気電子工学科と心理科学科の学生が、金沢高等学校(以下、金沢高校)で高校教員3名を対象にインタビューを行った。
「プロジェクトデザインⅡ」(全学部生対象必修科目)は、今年からリニューアルされ、学外に対象となる「困っている人」が実在するテーマを扱っている。金沢高校からは「教師の秘めたる想いを実現する学校教育」をテーマに今年度からご協力をいただいている。
金沢高校でのインタビューに臨んだのは、木村 竜也 准教授と田中 孝治 准教授のクラスに所属する学生54名である。木村准教授のクラスでは、学生らが提案書を使った説明を行い、現場の高校教員に講評をいただきながら、取り組むべき課題を探った。一方、田中准教授のクラスでは、学生たちが目星を付けた課題から、裏付けとなる情報を聞き出すという形式でインタビューに臨んだ。今後は、学生らのプレゼン動画の講評と、代表学生らによる金沢高校・校長へのプレゼンテ―ション(前学期終了後)が予定されている。

本学では理工系PBLである「プロジェクトデザイン」科目を全学生必修で実施している。これは、技術者教育の世界標準「CDIO」(Conceive考え出す→Design設計する→Implement行動する→Operate操作・運用する)の手法を取り入れた金沢工業大学オリジナルの教育で、ユーザーの抱える問題を発見し、創出した解決策をプロトタイプとして具体化し、実験・検証・評価していく中で、イノベーションを創出する力を実践的に身につけることを目的としている。また、本学は、「SDGs」(国連全加盟国が「誰一人取り残さない世界」の実現に向けて合意した世界を変えるため17の目標)に全学的に取り組んでおり、このような学修を通して、学生が身近な社会的課題と地球規模課題を結びつけ、各学科の強みを活かしたSDGs関連プロジェクトを創出することにも期待したい。

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