夢考房 -YUMEKOBO- 金沢工業大学

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夢考房プロジェクト それぞれの夢のカタチ
人工衛星開発
2023年度 大会結果・活動報告

第31回衛星設計コンテスト 最終審査会
大会名 第31回衛星設計コンテスト 最終審査会
日 程 2023年11月25日(土)
場 所 一橋講堂〔東京都〕
結 果 作品名:氷床突破装置「bagger」
日本天文学会賞受賞

11月25日(土)に一橋講堂で開催された「第31回衛星設計コンテスト 最終審査会」のアイデアの部に出場しました。
衛星設計コンテストは、大学生や高校生を対象に、宇宙空間を利用するアイデアを提案するものです。本コンテストは、設計の部、アイデアの部、ジュニアの部の3つの部門があり、アイデアの部では、自由にテーマを設定し惑星探査など、宇宙開発の方法について広く提案を行います。本年度、アイデアの部に提出された作品は18件で、その中から一次審査を通過した6件と、設計の部、およびジュニアの部で一次審査を通過した作品とともに、宇宙開発に関わる審査員の方々に発表を行いました。


今年度、本プロジェクトは、厚さ数kmにも及ぶ分厚い氷に覆われ、液体の水や微生物の存在が期待される土星の衛星「エンケラドス」に着目しました。
エンケラドスの環境調査や生物探査を行うためには、探査機を投下するための穴を開ける必要があり、この投入経路を安全で確実に確保することのできる装置を考案しました。
最終審査会では、パワーポイント資料を用いてプレゼンテーションを行い、審査員との質疑応答により審査が行われました。審査の結果、提案したアイデアがエンケラドスの過酷な環境に対して挑戦的なアイデアであることが評価され、天文学会賞を受賞しました。
当日は学会発表のような緊張感の中で発表し、厳しいコメントを受ける場面もありましたが、自分たちが考えたアイデアを専門分野の方へ発表するという貴重な経験を得ることができました。また、多くの審査員や参加者と事前に製作した模型を交えた意見交換や、基調講演を聴講でき、宇宙開発について視野を広げる良い機会となりました。

人工衛星開発プロジェクトは超小型人工衛星(cubesat)の開発・運用を最終目的としており、今回のアイデアの提案やコンテストの参加は超小型人工衛星開発の通過点です。すでに超小型人工衛星開発の計画も始まり、衛星設計コンテストへの継続した参加は開発する超小型人工衛星の評価の場になります。来年度も最終審査会の出場を目標に活動を行います。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

大会公式HPのURL:http://www.satcon.jp/

大会公式YouTubeチャンネルのURL:https://www.youtube.com/@SatelliteDesignContest


2019年度 大会結果・活動報告

第15回能代宇宙イベント
大会名 第15回能代宇宙イベント CanSat競技・ランバック部門
日 程 2019年8月14日(水)~18日(日)
場 所 能代宇宙広場〔秋田県〕
結 果 ゴール地点から51m

8月14日(水)から18日(日)にかけて秋田県能代市で開催された第15回能代宇宙イベントのCanSat競技・ランバック部門に今年も参加しました。

昨年は刈り取った草の茎(葦のように太くて硬い)に進路を阻まれ、何度も進路を変えながら約10mの走行でした。この対策として今年度は着地後折りたたんだ車輪を展開して車輪外径を拡大し、車体の地上高を高くする対策をして大会に臨みました。
これまでの機体は、着地後にGPSを利用して自己位置を検出し目的地に向かって移動しますが、走行中何度も停止し位置確認後、方向修正をする必要がありましたが、今年は停止せずに方向を修正できるようにし、時間短縮と停止時に草に引っかかるのを防止するようにしました。


大会期間中は秋田県に台風が最接近する予報となっていましたが朝から晴れており、予定通り15日(木)に競技1日目が開催されました。KITチームは午後からの投下に向けて、事前検査の重量計測、キャリアへの収納チェックも合格し、上空へ上げるドローンに取り付けられたキャリアへ収納して投下を待ちました。
午後になり急に台風の影響で風が強まり、投下時にはかなり機体は流されましたが、パラシュートを小型2個組み合わせとして落下速度を上げたため、フィールド外へ出ることはなく無事着地しました。その後外装を展開し、パラシュートを切り離して自走する設定でしたが外装が展開することは無く、自走することができませんでした。着地地点とゴールまでの距離(51m)がそのまま競技結果となり、残念な結果となりました。
今大会よりキャリアが透明となり、照度センサーの使用がルールで禁止となったため、気圧センサーを使用して地表の気圧を検知し着地を判定するように変更しました。今回、着地が判定できずに次フェーズに進めず外装展開ができなかった原因は、投下1時間前に測定した地表気圧で設定したため、台風接近の影響で投下時には地表気圧が急低下(999⇒997 hPa)したことが考えられました。

技術交流会では、着地後車輪を展開して車輪外径を拡大し、車体の地上高を上げて走破性をよくする機構を開発したチームは他にはおらず、出席者から注目を集めました。

台風接近による急激な気圧低下までは想定外の出来事でしたが、夢考房41号館屋上でのテストでは目標まで0mを達成できており、大会フィールドでの事前テストでも、昨年問題となった刈り取りで残った草の茎に行く手を阻まれることも無かったため、今回は悔やまれる結果となりました。

大会で発生した問題点を洗い出すとともに改善策を検討し、想定外のことも考慮した試走を繰り返して改善することで、次大会ではぜひ、ゴールまで0m達成を目指します。


2018年度 大会結果・活動報告

第14回能代宇宙イベント
大会名 第14回能代宇宙イベント CanSat競技・ランバック部門
日 程 2018年8月15日(水)~19日(土)
場 所 能代宇宙広場〔秋田県〕
結 果 ゴール地点から46.87m

8月15日(水)~19日(日)に秋田県能代市で開催された「第14回能代宇宙イベント」の「CanSat(カンサット)競技・ランバック部門」に昨年に引き続き参加しました。ランバック部門は、CanSat(超小型模擬人工衛星)を、上空約50~100mの気球から投下し、パラシュートを展開させて着陸した後、自律制御で移動させゴールまでどれだけ近づいたかを競います。
昨年の機体はGPSの位置情報でゴールまで5m以内に入れば、カメラによる画像認識処理を行い、ゴール地点に到達するようなっていましたが、大会当日の強風に流されフィールド外に着陸してしまい記録を残すことができませんでした。
今回は昨年の結果を踏まえ、風に流されにくいパラシュートを煮詰め、風速によって①大型1個のパラシュート、②小型3個組み合わせのパラシュート、③紐の長さを変え、落下速度を変える、大会当日を状況によって使い分けるように準備して大会に臨みました。


豪雨のため競技延期となっていましたが18日(土)に競技が開始されました。機体の事前検査を終了し上空へ上げるキャリアへ収納して投下準備をして待機していたところ、隣のフィールドの別チームの機体を先に投下することとなりました。この待ち時間が災いし、キャリアの中での待機中に設定してあった次のフェーズに移行してしまい、機体からパラシュートを切り離してしまったため、1回目の投下は断念となりました。
2回目の投下は、投下⇒落下⇒パラシュート展開⇒フィールド内への着地⇒パラシュート切り離し⇒パラシュートを回避しての走行開始⇒目標に向けての走行と順調に進みました。上空の風に流されながらも、目標より50m以上離れた地点に着地し走行を開始しました。フィールド内の刈った草の茎(葦のように太くて硬い)が影響しながらも、何度も進路を変え約10m走行はしましたが走行不能となりました。その結果ゴール地点までの距離は46.87mでした。本学41号館屋上でのテストでは0mを達成できていたことも含め残念な結果でした。
今回は刈取りで残った草の茎に行く手を阻まれ、0mを達成したチームはなく、1位は名古屋大学の12.10m、2位は日本文理大学の16.48m、3位は会津大学の28.16mという結果でした。

今回の大会で発生した問題点を洗い出すとともに改善策を検討し、試走を繰り返して改善することで、次大会では、ゴール地点まで0mの達成を目指します。

2017年度 大会結果・活動報告

第25回衛星設計コンテスト 最終審査会
大会名 第25回衛星設計コンテスト 最終審査会
日 程 2017年11月4日(土)
場 所 日本工学院専門学校 片柳記念ホール〔東京都〕
結 果 奨励賞受賞

11月4日(土)に開催された、「第25回衛星設計コンテスト 最終審査会」の「アイデアの部」に出場しました。この大会は、高校生から大学院生までの学生を対象のコンテスト形式の教育プログラムです。小型衛星をはじめとする様々な宇宙ミッションを創出し設計を行います。「アイデアの部」では、ミッションアイディアが「技術的に実現の可能性があるものかどうか」や「斬新で有意義であるかどうか」を重視して、審査が行われます。
本プロジェクトは一次選考を通過した22チーム中8チームに入り、今回のアイデアは「土壌採取機体・ノヴァ~nova~」としてエントリーしました。これは近年太陽系の成り立ち調査のため、微小重力天体の調査・研究が行われており、土壌を採取して地球に持ち帰り、解析することの重要性が高い背景を踏まえて、このサンプル・リターン方法について提案しました。
審査員からは、地表ではなく地中の土壌採取のアイデアは独創的で興味深く面白いアイデアであることが評価されました。宇宙・衛星・ロケット分野の広い範囲の質問・コメントがあり返答に困る場面もありましたが、メンバーにとっては貴重な経験となりました。審査の結果、奨励賞を受賞しました。
この最終審査会は、学生にとって視野を広げる良い機会となったようです。今回の経験を踏まえ引き続き活動を続けていきます。応援よろしくお願いいたします。


第13回能代宇宙イベント
大会名 第13回能代宇宙イベント CanSat競技・ランバック部門
日 程 2017年8月17日(木)~19日(土)
場 所 能代宇宙広場〔秋田県〕
結 果 ゴール地点から40m

8月17日(木)~19日(土)に秋田県能代市で開催された「第13回能代宇宙イベント」の「CanSat(カンサット)競技・ランバック部門」に参加しました。ランバック部門は、缶サット(超小型模擬人工衛星)を、上空約50~100mの気球から投下し、パラシュートを展開させて着陸した後、自律制御で移動させゴールまでどれだけ近づいたかを競います。
昨年までの機体はGPSのみの位置情報でゴールに向かって自律走行するシステムでした。今年はGPSの位置情報でゴールまで5m以内に入れば、カメラによる画像認識処理も導入し、大会に臨みました。
競技では気球を用いて上空から空中に放出され、パラシュート展開から順調に軟着陸することに成功したが、風に流され、競技フィールド外の草刈されていない雑草が生い茂った地点に着地となりました。雑草に阻まれて車輪は回転しているものの動くことができませんでした。結果、大会中3回トライすることができたが、3回とも雑草が生い茂った地点に着地し、ゴールに向かって走行することはできず着地地点からゴールまでの距離40mという結果でした。


風に流されることは想定しており落下速度を上げ風に流されにくくする工夫はしてあったものの、対応しきれませんでした。競着地後の外装展開、パラシュートの切り離しまではできており、競技フィールド上に着地できれば、ゴールまで0mを達成できる機構や制御もできていたので、今回は残念な結果となりました。
大会終了後はJAXA能代ロケット実験場を見学や、JAXA職員で東京工業大学時代にCanSat競技へも参加されていた澤田氏より「世界で初めて作ったCube Sat」と題した講演を聴講ができ、とても有意義な大会参加となりました。
今回の大会で発生した問題点を洗い出すとともに改善策を検討し、次回の大会に活かしていきます。

2016年度 大会結果・活動報告

第24回衛星設計コンテスト 最終審査会
大会名 第24回衛星設計コンテスト 最終審査会
日 程 2016年11月12日(土)
場 所 機械新興会館ホール〔東京都〕
結 果 奨励賞受賞

11月12日(土)に開催された、「第24回衛星設計コンテスト 最終審査会」の「アイデアの部」に出場しました。この大会は、高校生から大学院生までの学生を対象にした、コンテスト形式の教育プログラムです。参加者は、小型衛星をはじめとする様々な宇宙ミッションを創出し、その設計を行います。審査員は、すべての作品に対して、意欲継続・将来へのステップアップに向けたアドバイスを行っています。「アイデアの部」では、ミッションアイディアが「技術的に実現の可能性があるものかどうか」や「斬新で有意義であるかどうか」を重視して、審査が行われます。
本プロジェクトは、一次選考を通過し、最終審査会に臨みました。一次選考を通過したのは22チーム中6チームだったため、快挙と言えます。本プロジェクトの提案したアイデアは「足湯装置『轟 -Todoroki-』」。宇宙で使用する足湯装置です。これは、将来的により多くの日本人が宇宙に進出していくことを見込み、微小重力空間では地上同様の入浴が困難になることから生じるストレスの低減をはかる装置です。斬新なアイデアであることが評価されたものの、必要性や実現性については審査員の方々から厳しい意見・ご指摘をいただくこととなり、学生は真剣な面持ちで聞き入っていました。審査の結果、本プロジェクトは奨励賞を受賞しました。
この最終審査会は、学生にとって、視野を広げる良い機会となったようです。今回の経験を踏まえ、今後も活動を続けていきます。応援、よろしくお願いいたします。


2015年度 大会結果・活動報告

第11回能代宇宙イベント
大会名 第11回能代宇宙イベント 缶サットフライバック競技
日 程 2015年8月13日(木)~15日(土)
場 所 能代宇宙広場〔秋田県〕
結 果 競技部門:3位入賞
ポスター部門:最優秀賞

8月13日(木)~15日(土)に秋田県能代市で開催された「第11回能代宇宙イベント」の「缶サットフライバック競技」に参加しました。この競技では、缶サット(超小型模擬人工衛星)を、上空約50mから投下し、パラシュートを使って軟着陸させた後、自律制御で移動させゴールまでの距離を競います。
過去に経験した「パラシュートの紐が機体に絡まる」「機体が風に流されてしまう」といったトラブルを踏まえ、今年度機は状況(気候・風速など)に応じたパラシュートの選択・外装に絡まりにくいパラシュート構造の開発に挑みました。機体は風にあまり流されることなく軟着陸、無事走行を開始したものの、落下地点に雑草が茂っていた事が影響し、途中で走行不能となりました。しかし、制御ログから缶サットの動作が認められ、参加全29チーム中3位入賞を果たしました。また、ポスターについては、能代市民の投票で評価が行われ、見事最優秀賞を受賞しました。
今後は、フィールドの状態に左右されることなく走行できる機体の開発に取り組むと共に、「自作の人工衛星を打ち上げ運用する」という本プロジェクトの最終目標をめざし、頑張ります。


2014年度 大会結果・活動報告

第11回種子島ロケットコンテスト
大会名 第11回種子島ロケットコンテスト
日 程 2015年3月5日(木)~7日(土)
場 所 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 種子島宇宙センター竹崎芝生広場〔鹿児島県〕
結 果 2年生チーム:ゴール地点から39.4m
1年生チーム:記録なし

3月5日(木)~7日(土)に開催された「第11回 種子島ロケットコンテスト」の「ペイロード部門カムバックコンペ」に出場しました。当競技は高度50mの気球からパラシュート付きのCanSatと呼ばれる走行体(写真)を投下し、地上に設けられたゴール地点を目指す競技です。
昨年は島風で会場外に飛ばされてしまいましたが、今年はパラシュートに工夫を織込み、1年生チーム・2年生チームともに会場内への軟着陸に成功しました。両チームとも完走することはできませんでしたが、昨年を上回るパフォーマンスを見せました。
これからも「自作の人工衛星を打ち上げ運用する」という、最終目標目指して頑張ります。
2015年は秋田県能代宇宙イベントのCanSat競技と、人工衛星を企画立案する衛星設計コンテストに挑戦します。



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