■ キャリア・デザイン、キャリア形成が必要とされる背景 |
いまから10年以上前までは、社会へ出る際「力のある集団」に入れば、定年までの安泰な勤続が約束されました。
その頃には、このような集団に入ること(どこが安心かの発想)が進学と就職の目標となり続けていました。
言い換えれば、社会に出る際「自分がどんな仕事がしたいのか?」「何に向いているのか?」を
自らにそれほど真剣に問い詰めなくても良い時代でした。
そして、力のある集団に属している満足感が少し位の仕事上の不満を乗り越えさせてくれました。
しかし、過去の10年間にこの前提は大きく崩れ、力のある集団に属している満足感は減少し、
小さな企業が有利に動ける経済構造になりつつあります。
また、かつては生涯を保証してくれた「学歴」、「肩書き」や「資格」の有効(賞味)期限が大幅に短くなっています。
これからは、低学年から各自が生きる意味を考え、どんな仕事ならやりがいを感ずるのかを真剣に考えて、
その仕事に就く際に必要な勉強はもとより、必要な資格取得を含め社会へ出る準備をしなければならない
社会情勢になってきています。 |
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■ キャリア・デザインとは? |
皆さんが、「社会へ出て自分を活かして生きていける自信」を得るために、
「働くとは?」「どんな仕事がしたいのか?」「自分を活かすとは?」
「どのような志を持って、どのような自己実現を目指すのか」などについて深く考え、
その結果に沿って「仕事を中心とした皆さんの人生を設計する」ことがキャリア・デザインです。
そのためには、過去の自分史を振り返りつつ「自分を見つめなおす」ことが特に大切です。
本学では、1年次からキャリアをデザインする方法と進級に合わせてキャリア・デザインを
見直す手法を学びつつ、卒業までに卒業後の自己実現のイメージを掴み
「自分を活かして生きていける自信」を得てもらいます。 |
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■ キャリア形成とは? |
皆さんが行うキャリア・デザインは、皆さんそれぞれの「自己実現」を目指したものである筈です。
それぞれの「自己実現」目標を達成するには、基礎学力や専門学力と共に「チーム」で目標を達成する上で
必要とされるリーダーシップやコミュニケーション力など「人間力」を身につける必要があります。
この他、「自己実現」を意図して仕事に就く上で特定の資格取得が不可欠である場合もあります。
皆さんそれぞれのキャリア・デザインに沿った「自己実現」を可能にするための資格取得や
学力と人間力などの「自己実現力」を在学中に計画的に身に付けることをキャリア形成といいます。 |
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■ 社会へ出てからが、キャリア形成の真剣勝負・本番 |
最近、大企業の入社式で新入社員に向けて「いつまでもわが社に居られると思うな。
入社後10年から15年経てば、”他社からスカウトされる程のレベルに”常に各自の人材価値を高める努力を続けよ」と
訓示する社長が増えています。社会へ出てからもずっと「なくてはならない人材」であり続けるための
「キャリア形成」がより切実に必要とされています。
卒業後をも視野にいれた「キャリア・デザイン」と「キャリア形成」が必要とされています。 |
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