第4回 おつかいロボットを動かそう

【学びのポイント3】 調整が終わったら、おつかいコンテストを開催!

おつかいロボットをうまく走らせることができましたか?コースアウトを繰り返し、苦労しているチームもたくさんありましたね。みんなの身の回りにある機械やロボットも、このおつかいロボットのようにエンジニアの人たちが調整と実験運転を繰り返し完成させているのです。

調整が終わったところで、いよいよおつかいコンテストを開催します。チームごとにロボットを走らせ、コースに設定されたポイントを獲得し、最高得点を競います。

制限時間は30分!優勝めざして、がんばりましょう!

おつかいコンテストの時間

制限時間は30分!高得点めざして、よーいスタート

学生「みんな、おつかいロボットの調整は終わりましたか?14時になったので、コンテストを始めますね。ルールが書かれた紙を見てください」

キッズ「うまく走るようになりました」

学生「ロボットがコースをうまく走ることができれば、そこに書かれているポイントを獲得することができます。目的地のお店も、スタート地点から遠ければ遠いほど獲得ポイントは高くなりますよ。かかった時間の早さによっても加算されるポイントが変わるので、得点表を確認してくださいね」

キッズ「優勝めざすぞ!」

学生「それではチームごとに、スタートさせてください」

キッズ「最初は簡単なコースから挑戦しよう。文房具屋さんへ行って、帰ってこようか?」

学生「時間をはかる係の人も決めてね」

キッズ「はい、私がやります!」

キッズ「簡単なコースの次は難しいコースに挑戦!高得点をめざそう。宝石店とデパートによって帰ってこようよ」

学生「遠くまで行く時は、難しいカーブがあるからね」

キッズ「さっき調整した数値を入れればクリアできるはず。じゃあ、よーいスタート」

結果発表! 最高得点はなんと105点

学生「30分が経過したので終了です。みんな、調整したとおり、うまく動きましたか?それでは各班の最高得点を順番に教えてください。1号機のチームは?」

キッズ「1号機は50点です」

キッズ「すごい、高得点!」

10号機まで順番にキッズが得点を報告。

学生「はい、じゃあ結果を発表します。1号機が50点、2号機42点、3号機67点、4号機92点、5号機48点、6号機43点、7号機49点、8号機14点、9号機57点、10号機105点」

キッズ「すごい、3ケタ」

学生「ということは、優勝は10号機の105点です。ものすごい高得点が出ましたね~。みんなに景品がありますので、代表の人はとりにきてください」

キッズ「やったー」

【学びのポイント4】 夢考房で作られた自律走行ロボットを見てみよう。

線に沿って走るおつかいロボットの操縦は楽しかったですか?

最後に、夢考房でお兄さんたちが作った自律走行ロボットの実演を見学します。みんなが操縦したおつかいロボットはセンサが黒い線を感知して走りましたが、今から見学するロボットはセンサが障害物を感知し、それをさけながら走ることができます。また、このロボットには以前のカメリアキッズで学んだGPSの機能が付いており、現在地から目的地までの距離を測ったり、道順を認識することができます。

それでは、さっそく中庭に出て見学しましょう。

自律走行ロボット見学の時間

自動的に障害物をさけて走るロボットを見学しよう。

学生「さっきまでみんなが操縦していたおつかいロボットは線に沿って走りましたが、このロボットは線がなくても障害物をよけることができます。オレンジ色をしているのがセンサで、これが障害物を感知します。パソコンを使って、自動的に走行できるようプログラミングをしています」

キッズ「これがセンサなの?」

学生「うん、それがセンサです。じゃあ、走らせるので見ててね、よーいスタート」

キッズ「ぼくをよけながら走るよ」

学生「あまり近づきすぎると、ロボットがうまく走れないから、少し離れたところから見学してくださいね。障害物をよけながら走るよ」

キッズ「すごいね~」