入会案内

見当識障害者事故防止ワーキンググループ


 見当識障害者事故防止ワーキンググループでは、見当識障害者(認知症患者)の「はいかい」によって生じる様々な課題や事故防止に空間情報の側面から対応策を考えています。

ワーキンググループ意見交換会

 見当識障害者(認知症患者)の「はいかい」による行方不明や事故被害の増加という課題に対し、空間情報工学分野から対応策を考えることを目的に、精神医学や介護の現場に携わる異分野の方々との意見交換会を開催し、研究のための知見を得ました。

  【第1回】2019年5月29日(水):白山市健康福祉部長寿介護課での聞き取りと意見交換

  【第2回】2019年6月14日(金):野々市市介護長寿課での聞き取りと意見交換

  【第3回】2019年9月20日(金):野々市市介護長寿課での聞き取りと意見交換

  【第4回】2019年9月24日(火):ときわ病院での聞き取りと意見交換

  【第5回】2019年10月31日(木):ひなの家での聞き取りと意見交換,新規協力依頼

実証実験のための予備実験と被験者実証実験の軌跡データ解析

 石川県内の山間部、都市部および本学キャンパス内で,既存のGNSSロガーとスマートフォンアプリの精度検証を行いました。これらの結果を参考に実証実験に使用するロガーの選定と現状の失踪対策の問題点の考察を行いました。予備実験は見当識障害者のデータを得る前の検証実験に該当します。検証実験では見当識障害(認知症)の診断を受けていない3名の高齢者(70歳~80歳代)の協力のもとに実施しました。

  • 実験目的
    1.GNSSロガーの環境別におけるロガー精度の比較
    2.見当識障害患者への本手法の適用に関する検証
  • 検証内容
     山間部、都市部および学内での観測は失踪者の様々な行動に適用するために、複数回にわたり様々な場所で実施しました。なお、被験者協力による実証実験は本学の研究倫理委員会の承認を得た上で,被験者がType-2又はType-3のロガーを外出時に持参し5日間の行動を取得しました。以上の結果の例として、QGISを用いて地理院地図を背景として表示した事例を図1及び図2に表示します。※個人情報保護のため、データを一部加工しています。
  • 使用機器
  • ・Leica Viva GS08plus  (GPS,GLONASS)
    ・Xperia XZ3        (QZSS,GPS,GLONASS)
    ・iPhone 7            (QZSS,GPS,GLONASS)
    ・Geographica         (smartphone application)
図1 学内での定点観測結果
図2 被験者の移動軌跡データ

連携企業・団体


  • 社会福祉法人ときわ病院
  • 野々市市介護長寿課
  • 野々市市地域包括支援センター
  • 小規模多機能ホームひなの家押野

担当教員


副学長
工学部 環境土木工学科

教授・工学博士

鹿田 正昭

Shikada, Masaaki