カメリアキッズ
空間情報プロジェクトでは、これまで地域連携活動の一環として公益財団法人野々市市情報文化振興財団と連携して「カメリアキッズ 空間サイエンス編」を実施してきた。コロナ禍の前後で開催体系が変化したが、空間情報に興味を持つ小学生を対象にワークショップを提供している。2025年度は、空間情報工学研究室(中野研究室)が担当して体験型学習イベントを実施した。
2025カメリアキッズ 親子で参加 画像を使って3Dモデルを作ろう!
- 担当
工学部 環境土木工学科 教授 中野 一也
環境土木工学専攻 4年生 3名(体験補助スタッフ) - 日時
令和7年10月4日(土)13時20分~16時15分 - 会場
金沢工業大学 扇が丘キャンパス 3号館3.218室 - 対象
野々市市内小学3~6年生とその保護者 8組 - 体制
主催:公益財団法人野々市市情報文化振興財団
協力:金沢工業大学 工学部 環境土木工学科 中野研究室 - プログラム
13:20~13:30 先生・スタッフの紹介
13:30~13:50 空間情報に関する説明
13:50~14:30 スマホを使った演習 3Dモデリング
14:30~14:40 休憩
14:40~15:10 WebCADを使ったのっティアクセサリーのモデリング
15:10~16:00 デジタルさんぽ
実施内容は、空間情報に関する説明を図1に示すような資料を用いて測量の意義や画像から三次元を取得できる写真測量の論理とその活用から3次元地図が作成できること、モバイル端末でも測量が可能で能登地震での簡易調査に使用したことなどを伝え、参加者に持参してもらったスマートフォンでアプリをインストールしてモデリングを体験してもらった。 これまで野々市市が実施しているWebCADを使った「のっティ(野々市市のキャラクター)」アクセサリーのモデリングも体験してもらった。このイベントでは、後日、学びの社ののいちカレード(野々市図書館)にてモデリング結果を3Dプリンタで出力する体験も含んでいた。そのため、説明では著作権についても触れ、モデリングの対象としてぬいぐるみを準備していたが、個人で楽しむことが前提であることを伝えた。 近年では、空間情報整備の成果がオープンデータとして提供されていることから、参加者にデジタルさんぽ(図2)として国土交通省都市局のProject PLATEAUで公開される東京都や金沢の都市モデルや東京都のデジタルツイン実装プロジェクトで東京都や能登島の三次元点群、静岡県が推進するVIRTUAL SHIZUOKAの富士山のバーチャル登山などを体験してもらった。
スマホを使ったモデリングでは、子供たちから「きれいにとれた」「思ったより難しかったけど、楽しい」「3Dの写真を撮るのが楽しかった」などの声があがり、いくつもの被写体のモデリングに熱中していた。WebCADのモデリングでは、野々市市が準備したPCで無料のTinkercadを用いて、「のっティ」を親子で協力しながらデザインした。あらかじめ準備されてパーツを使用して配置の位置や高さを調整し、自身で選択したイニシャルやオブジェクトを追加して自分の「のっティ」を作りあげた。アンケートから「オリジナルののっティがつくれてよかった」「自分でのっティをつくるのが楽しかった」などの声が寄せられた。また、デジタルさんぽでも「地球をみるのがたのしかった」などの楽しんで学んでもらえたようだった。 また、アンケートでは、今後の希望のイベントでもプログラミングや生成AIなどに関する要望が複数みられ、中学と工大のコラボ企画の要望も認められた。
