café/barでくつろぐ来場者
建築デザイン学科川﨑研究室の学生たちがデザイン・制作した「つきみcafé/bar」が第42回石川県デザイン展のコンペティション部門で、公益社団法人石川県観光連盟理事長賞を受賞した。石川デザイン展は、県内の優れた“デザイン”を一堂に結集し広く紹介する展覧会として毎年開催されているもので、展覧会に出品された作品の中から特に優れたデザインと認められた作品に賞が与えられる。
コンペティション部門では、1次審査を通過した芸術家や設計事務所などのプロの作品が出展されており、その中で審査され上記の賞を受賞することが出来た。
賞状を持って写真に納まる川﨑研究室の学生
「つきみcafé/bar」は平板の立体的な組み合わせで簡易に構築できる柔軟構造となっており、カフェブースのほかにも家具やテーブルといった多用途で利用できる特徴がある。更に、照明装置や緑化材などとも組み合わせ可能であり、必要に応じた造形や空間性能が発揮できる工夫がされている。デザインリーダーで工学研究科博士前期課程建築学専攻1年の浦口昂久君を中心に、川﨑研究室のゼミ生や月見光路プロジェクトのメンバーが協力して製作を行った。このカフェブースは2014・2015年の10月に、金澤月見光路の活動の一環として、香林坊アトリオ前広場に設置され、金沢の中心部を賑やかで華やかな週末カフェに変貌させた。
受賞作品は11月5日(木)から8日(日)まで「石川県政記念しいのき迎賓館」で紹介され多くの来場者が訪れた。