講師を囲んでの座談会で話し合う参加者たち
情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト(担当指導教員:工学部情報工学科 五十嵐寛教授、情報フロンティア学部メディア情報学科 千石靖教授、経営情報学科 勝山光太郎教授、基礎教育部基礎実技教育課程 堀田英一教授)が主催して、関西方面を中心に情報セキュリティ分野で活発に情報を発信されている「子供とネットを考える会」代表の山口あゆみ氏を招き、小中学生保護者を対象とした「情報モラル講演会~子供を取り巻くネット・スマホの今」を10月17日(土)12号館4階イノベーションホールで開催した。
子どもたちがパソコンや携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などでインターネットを利用する機会が急激に増加し、様々な問題が生じている。
講演では子どもたちが取り巻くネット環境で体験していること、またツイッターなどの「投稿」の事例を基に、個人情報・行動予定の特定、不用意な位置情報投稿の危険性について、またフィルタリング(閲覧制限)や削除依頼などの手順について紹介された。
講演終了後の講師を囲んでの座談会では、石川県警察本部の方も参加していただき、家庭でのルールを話し合う重要性や、保護者が子どもをネットの悪影響から守る環境の実現について議論した。
本プロジェクトは、石川県警察本部、金沢市、野々市市、地元セキュリティ関連企業の専門家と連携して、地域の情報セキュリティ意識の向上に貢献し、プロジェクト学生の知識・技術の定着や発展、更にそれらを伝達するコミュニケーション能力の向上に役立っている。今後も情報セキュリティ分野の人材育成を支援していきたい。