平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成27年度)

夢考房Junior
Spring Term 終了

2015.08.02

成果発表を行う女子児童

 夢考房Junior(代表:ロボティクス学科の出村公成教授)は、ロボティクス学科・情報工学科の学生たちが地域の子どもに向けてロボット・IT(プログラミング)に関するプロジェクト活動を行う地域志向のプロジェクトである。ファシリテーターとして活動運営を行う学生たち、そして活動に参加している子どもの中から未来のグローバル・イノベーターを輩出することが本プロジェクトの最終的な目標となっている。平成26年度に発足した本取り組みは、子どもに向けた講座以外にも学内外で多数のイベントを行っており、実績を重ねている。平成27年度の春学期(Spring Term)として6月から8月にかけて行っていた活動がこの度終了した。


学生と一緒になって作業をする児童

 夢考房Juniorでは今年度春学期から昨年度までの一元的な講義形式をやめ、プロジェクト制として活動していた。 学生たちにより「①ブロックロボット製作」「②ロボ&トライクラフト」「③ロボカップジュニア」「④Androidアプリ開発」「⑤空想科学チャレンジ」「⑥ラ・フィーユ(女子部)」の合計6プロジェクトが計画され、今回夢考房Juniorに参加した29人の子どもたちが好きなプロジェクトに参加し活動を行った。昨年度は女子の参加は1人であったが、今年度は女子のみで活動する女子部(ラ・フィーユ)を設けたため女子の応募人数が増え、10人の女子が参加した。また、外国人の子どもも3人参加した。各プロジェクトの活動の他に全員参加の英会話活動も組み込むことで、よりグローバル化を意識した活動が展開されていた。

  夢考房Junior最終日は、全プロジェクト合同で8月2日(日)にスプリングタームが行われた。普段の活動時は保護者の見学は行っていないが、今回は子どもたちの成長を見てもらうために、保護者の方々にも参加して頂いた。子どもたちは各プロジェクトで取り組んだ内容についてポスターやパワーポイントにまとめ、それぞれ数分間のプレゼンテーションを行った。大人顔負けのプレゼンテーションを行う子どもに、保護者の方々は大きな拍手を送った。


学生のリードにより進められるスプリングターム

  夢考房Juniorでは秋から冬にかけても活動を行う予定だ。8月末にはロボット教材を提供して頂いている(株)アーテックの協力を受けて、一般の参加者も交えて2日間のハッカソンも開催する。夏休み特別企画として、子どもたちと大学生がチームを組み共にアイデアを創造する今までにないハッカソンになる予定だ。この活動を通して、学生たちはもちろんのこと、子どもたちの成長を直に見ることができる。未来のグローバル・イノベーターの輩出を目指して、夢考房Juniorでは今後も活動を展開していく。

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