平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成26年度)

平成26年度 中部地区COC事業採択校
「学生交流会」地域志向プロジェクト 活動報告会

2015.03.05

 中部地区COC事業採択校「学生交流会」地域志向プロジェクト活動報告会が、JR岐阜駅前じゅうろくプラザ大会議室で3月5日(木)に行われた。本学と岐阜大学が中心となって企画された今回の取り組みは、中部地区のCOC事業採択校の代表学生が、地域での活動やその成果を発表することで大学間や地域間の連携の強化を図るとともに、交流を通じて学生自身のスキルアップ につなげることを目的とし、中部地区から11大学、特別枠として他地区から1大学の合計12大学が集まった。  


プレゼンテーションを行う本学の学生

 本学からは、COC事業のもとで取り組まれている「空間デザイン研究」プロジェクトの学生4人が参加した。 「空間デザイン研究」は建築デザイン学科、建築学科、メディア情報学科、電気電子工学科、機械工学科の担当教員により構成されている学部横断型の地域志向プロジェクトである。代表的な取り組みである「金澤月見光路」に見られるように、金沢中心部の魅力や新たな都市アクティビティの創出を目的としたコンテンツを多く有している。本交流会には空間デザイン研究プロジェクトの取り組みの中から「金澤月見光路」・「金澤月見ゲート(金沢駅鼓門プロジェクションマッピング)」に携わった学生が参加した。

 会場の大会議室は、中部地区各地から集結した12大学の代表学生たちでいっぱいになり、皆発表を控え、いささか緊張の面持ちであるが、やる気に満ち溢れているように見えた。当日のスケジュールは各大学代表学生によるプレゼンテーションおよびポスターセッションであった。プレゼンテーションは各大学の教員および文部科学 省高等教育局大学振興課課長補佐の山路尚武氏らで構成される審査員により評価され、交流会の最後に発表されることになる。


学生が制作したポスターセッションのパネル

 開会のあいさつが行われたのち、各大学代表それぞれの取り組みについてのプレゼンテーションに移った。質疑応答含めて各15分程の持ち時間である。本学からは先に述べたように「金澤月見光路」および「金澤月見ゲート」の二つの取り組み内容が中心の発表がなされた。街を彩るさまざまなあかりオブジェ・コンテンツの紹介に加え、学部を超えた学生間の交流、学生と地域との関わりや、そこから 得られた学び等、活動を通して学生たちが成長した様子が語られた。「金澤月見ゲート」のダイジェスト映像も織り交ぜられ、他大学に見られないパフォーマンスを披露することができた。

 プレゼンテーション終了後のポスターセッションでは、他大学が紙媒体で発表するなか、本学の学生たちが用意したものはスチレンボードにタブレット端末を9つ埋め込んだ、オブジェとも言えるパネルであった。本交流会に参加する4人が共同で作り上げたもので、それぞれの学科の強みを活かした作品となっていた。パネルのまわりには常に人だかりができており、学生たちが各々の取り組みを説明しながら多くの人と交流している姿が見られた。

 ポスターセッション終了後に、審査員による評価の結果発表が行われた。評価基準は独創性、モデル性、地域性、調査・研究力、グループ力の計五つの項目で構成されており、各大学の取り組みが、それぞれどの項目で評価されたかが発表された。本学の取り組みは独創性、調査・研究力、グループ力の3項目で評価されており、非常に高い評価を得たといえる。 今回のような学生に焦点を当てた交流会は、全国各地のCOC事業の活動においては初の試みであった。文部科学省の山路氏と、本学の佐藤恵一副学長による感想が最後に述べられたが、 「教職員によらない、学生だけによる発表は本当に有意義で、参考になった」と述べた。

 学生たちにとっても他大学と交流し様々な活動を知ることで、今後のために良い参考となり、またキャリアアップにもつながる良い体験となったようだ。このような機会を更に増やしていけるよう、次年度以降の更なる発展を目指している。

【参加学生】合計4人

環境・建築学部 建築デザイン学科 4VD1 浦口 昻久 (川﨑研究室)
  3VS2 上原 綾太 (川﨑研究室)
情報学部 メディア情報学科 4IM2 高野 翔  (出原研究室)
  4IM2 高戸 奈央子(出原研究室)


交流会に参加した学生ら

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