マーケティング調査法講習会による野々市市の商店街活性化プロジェクト（担当指導教員：情報フロンティア学部心理情報学科の神宮英夫教授、田中吉史教授、経営情報学科の武市祥司教授）は３月４日(水)に今年度プロジェクト活動の成果報告会を本学23号館１階パフォーミングスタジオで開催し、プロジェクトメンバーを中心に学生20人とステークホルダー８人が参加した。 本プロジェクトは、地(知)の拠点整備事業の活動の一環として平成26年度から開始したプロジェクトであり、本学周辺の店舗を心理的な側面と経営的な側面からの調査方法、分析及び戦略を店主と共に学び商店を活性化していくことを目的とした事業である。
前学期はアンケート調査法やマーケティングに関する演習といった基礎知識の修得とマーケティング企業での現地研修を行った。後学期には本学近隣にあるHUM＆Go#（カフェ）、エクセレント（美容院）、ヤマダタッケン（建築業）、絹川商事（不動産）の４店舗を対象としたマーケティング調査を実施し、学生が自ら店主と店舗が抱えている課題の洗い出しと調査計画立案を行った。また、学生が講師となり調査協力して頂いた店舗従業員を対象に調査用紙の設計から分析といった講習会を３回にわたり開催した。 参加者にとってはこれまでのアンケート調査の項目や方法を見直したいとの気づきの機会にもなり、学生も現場の生の声を聞ける貴重な経験を得ることができた。このような活動の成果報告会として調査を行った４店舗について学生が、調査・分析・提案をそれぞれ発表した。調査を行った店主さんからも「当初の期待を大きく超える成果を得られた」といった感想を頂いた。
本プロジェクトは来年度も引き続き行われる予定となっており、更なる商店活性化を目指し戦略立案といったコンサルティング要素も盛り込んだ形を計画している。今後も商店活性化を軸に地域社会の発展を積極的に支援していきたい。
