平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

地(知)の拠点

ホーム > お知らせ > 平成26年度一覧

お知らせ(平成26年度)

KITサイエンスシティプロジェクト「KITサイエンスカフェ修了式」
最終講座「親子で作ろう光(!?)の花束」を楽しむ

2014.12.13

終了賞を読み上げる青木教授

 平成26年度KITサイエンスシティプロジェクトは昨年10月11日(土)の第1回「飛行機を作ってとばしてみよう!~飛行距離1位は誰の手に!?~」を皮切りに2カ月間にわたって全6回実施されてきた。

 このプロジェクトは近隣の小学校の児童20人を対象に本学の学生がサイエンスシティプロジェクトの教員のサポートを受けながら、小学生に科学に興味を持ってもらうための講座として実施したものである。

 サイエンスカフェ「親子で作ろう光(!?)の花束」は最終講座として、昨年12月13日(土)午後1時から2時間にわたり12号館1階アントレプレナーズラボで開催された。今回は最終回でもあり申し込んだすべての児童20人が参加し、一緒に参加した保護者の方とともに光の花束づくりを楽しんだ。なお、今回の講座には学生スタッフ8人が参加し企画運営を行った。

 最初に、学生スタッフが光ファイバーについて、その性質や光の伝わり方を説明した。そのあと、小学生はグループごとに光ファイバーを伝って光が伝わることを体験した。次に、花束の作り方の説明を受けたのち、小学生は学生スタッフや保護者のサポートを受けながらほとんどが、休み時間も取らずに、真剣に花束づくりに取り組んでいた。また、一緒に参加した保護者の方も楽しんで参加していた。最終的には2時間すべてを使って、小学生たちはそれぞれ独創的な花束を完成させた。特に、女子は見た目のデザインにも創意工夫をしていた。

 今回で全6回のサイエンスカフェが終了したことから、午後3時半にアントレプレナーズラボ4階のイノベーションホールに場所を移動して、修了式を行った。

 修了式ではサイエンスシティプロジェクト代表の青木克比古教授から、第1回から第6回まで参加してきた子どもたちに修了証が授与された。その後、ホールを暗くし、今回製作した花束を点灯して、その美しさを子どもたち同士で見せ合っていた。

 最後に、20人の児童とその保護者にアンケートを実施し今回のサイエンスカフェに対する意見を聞いた。その結果、これまでの6回のテーマに対して子どもたちは科学を身近に感じながら興味をもって楽しく取り組めたことを意見として述べていた。また保護者からも、今後も継続して実施してほしいという意見が多く得られた。

 以上で、平成26年度のサイエンスカフェを終了したが、今回の講座を通じて、サイエンスカフェの企画運営に参加した学生は、子どもたちに講座を通じてサイエンスを感じてもらうことの難しさ、講座を企画運営することの大変さを感じていたようである。ただ、その中でお互いに協力しながら積極的に参加するとともに、大きな達成感を得たようである。そして、この取り組みを通じて学生が自ら考え、行動し、目標を達成する能力を大きく向上させたことが確認できた。


樹氷のツリーと ポインセチアの花畑

雪の結晶と雪玉をイメージしたオブジェ

ページトップへ

金沢工業大学 産学連携局 連携推進部 連携推進課

〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL 076-294-6740 FAX 076-294-6706