平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成26年度)

情報セキュリティスキルアッププロジェクトが主催
地域向けセキュリティ勉強会を開催

2014.11.29

 情報セキュリティ・スキルアッププロジェクト(担当指導教員:工学部情報工学科 五十嵐寛教授、情報フロンティア学部メディア情報学科 千石 靖教授、経営情報学科 勝山光太郎教授、基礎教育部基礎実技教育課程 堀田英一教授)が地域向けにセキュリティ勉強会を開催した。

「身近なセキュリティ」をテーマにKITpro勉強会を開催

 11月29日(土)に23号館3F330室にて、インターネットなどの情報処理技術や情報セキュリティについて、学生や教職員、企業の方が自由に語り合い、専門家に直接質問ができる事を目的とした今年度で7回目となる「第7回KITpro勉強会」を開催した。約30人の企業・学生の参加であった。

 企業の情報セキュリティ支援の先進企業である株式会社ラック扇沢健也氏に、情報システムやウェブサイト、ソフトウェア製品に脆弱性が発見した場合のユーザ側での対応や心構えについてご講演いただいた。また、ソフトバンクテクノロジー株式会社 辻伸弘様からは、業務やプライベートでの日常的なインターネットの利用シーンに潜むフィッシング詐欺などの脅威から、データやプライバシーといった重要な情報をどのように守ったらよいかご講演いただいた。
 情報工学科の五十嵐寛教授の司会によるオープンセッションでは、参加者から集めた情報セキュリティの質問に対して、講師2名の方がそれぞれの立場から、回答を述べられた。
 学生にとっては、具体的な事例に基づいた講演を聞くことができ、自ら学ぶセキュリティの専門領域と社会の関係について深く理解できる機会となった。
 また休憩時間には学生による情報セキュリティをテーマとしたポスターセッションも行われ、学生や企業担当者での情報交換や知識の共有を図られ、自由に意見交換し合える場となった。

野々市中学校1年生に情報モラル講演


野々市中学校にて講演

 12月4日(木)、プロジェクトメンバー学生の2名が講師となり野々市中学校1年生215人に対して情報モラルの授業に招かれ、便利なスマートフォンなどの携帯情報端末にひそむ危険性を知らせた。
 二人はスマートフォンなどのアプリ「LINE(ライン)」に注目し、グループを作成し複数人で同時にメッセージをやりとりできる利点を挙げた上で、使い方を間違えれば仲間外れや夜更かしにつながると説明した。
 日頃、LINEを使用する学生は、全国のいじめ事件のほか、身近なトラブルも紹介し「無意識に相手を傷つけることもある」と話した。生徒たちの将来の利用には「使う前にどんな危険があるか調べて」と呼び掛けた。中学生からは「SNSを使う時はこの講演を思い出して使い方を間違えないようにしたい」など感想の声が挙がった。

 上記に参加した学生にとっては、ネットワークセキュリティの社会での重要性を深く理解できる機会となったのと同時に、物事を伝えることの難しさを実感する貴重な経験になったのではないだろうか。
 今後も、産官学連携を通じて情報セキュリティ分野の実践的教育・人材育成を今後も継続的に支援していきたい。

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