平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成26年度)

MaTEプロジェクト・JIMTOF2014参加

2014.11.01

 文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」による取り組みの一つであるMaTEプロジェクト(工学部機械系 森本喜隆教授担当)では、11月1日から11月2日にかけて、JIMTOF2014第27回日本国際工作機械見本市に参加した。

 JIMTOF2014は日本工作機械工業会が主催で2年に一度開催している世界三大工作機械見本市の一つである。MaTEプロジェクトを担当している教員の研究室と専門ゼミ履修学生から合計34名の学生がJIMTOFに参加した。会場は東京ビッグサイトの全館となっており、11月1日の朝から11月2日の夕方まで、学生たちは普段見ることのできない多くの工作機械やその関連機器に触れ、また、森本教授により課された課題に関して調査ながら思い思いに会場を巡っていた。一方、IMEC2014(国際工作機械技術者会議)ポスターセッションの会場では、森本・高杉研究室の学生たちによる出展が行われ、訪れる参加者に自らの研究成果を発表していた。

 JIMTOF自体は10月30日~11月4日まで開催されており、日程の関係から2日のみの参加であったため、学生たちから、「もっと見ていたかった」等の声を多く聞いた。高速バスをチャーターしての弾丸ツアーであったが、今回JIMTOFへ参加したことは、学生たちにとって非常に貴重な体験になったことと思う。

 MaTEプロジェクトは今年の4月に発足した地域志向のプロジェクトであり、澁谷工業株式会社・高松機械工業株式会社・津田駒工業株式会社・中村留精密工業株式会社と連携して行っている。普段は、連携企業の主に若手従業員に対する講義を毎週行っており,MaTEを担当している教員が交代で講義を行う。また、関連科目においては連携企業の方から本学学生に対しての講義も行っている。講義時間との兼ね合いから年に2回ほどの開催ではあるが、カリキュラムに組み込まれており、受講アンケートを見ると学生たちからは非常に好評である。また、連携企業・学生双方に向けた、関連技術について一流の外部講師をお招きしての特別講演は、企業技術者からも人気を博している。

 今後はより一層、学生と技術者が交流し、相互に影響を与えられるような企画を増やしていき、学生の学びの機会と企業との連携を作り出したい。熱狂的な工作機械技術者(MaTE=Machine Tool Enthusiast意訳)を地域で育成し、学生の資質向上に寄与していけるよう、プロジェクトを推進していく予定である。


JIMTOF2014にて
ポスターセッションを行う学生たち。

連携企業の技術者による学生向けの講義。
カリキュラムに組み込まれている。

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