地元の企業を対象とした経営品質向上に向けた学習機会を提供する平成26年度第1回目の経営革新勉強会が平成26年6月3日(水)に、地元企業や学内関係者など約40名の参加の中、12号館アントレプレナーズラボ4Fイノベーションホールにて開催された。
今回も虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻、明道弘政教授より、経営品質についてのレクチャーが行われた。引き続き、給水システム商品の製造事業を行い製造部門で全国企業品質賞最優秀賞を受賞し、株式会社九州タブチ(鹿児島県霧島市) 代表取締役会長 桑野正敬氏、経営企画部 二宮直光氏を迎え「あるべき姿と組織プロフィール & 提言課題」のテーマでご講話頂いた。
桑野会長からは、人と組織の成長を図ることを再重要課題として捉え、「自主・自立型の企業風土」「企業は自己実現の場」「考動する人づくり」をテーマに社員一人ひとりの成長欲求を高め、周囲がそれを支える企業風土づくりについて熱くご講演頂いた。
講演後には参加企業の経営者を対象にエグゼクティブ・ネットワークとして桑野会長とディスカッションを行った。講演では聞けない生の情報を引き出そうと熱心な意見交換が繰り広げられた。また参加企業の幹部・社員クラスの方については、㈱九州タブチの取り組みをテーマとしたグループワークショップ及び最後には発表が行われた。
この研究会が地域や企業の成長発展に寄与するためにも、本学も地方大学の役割を再考し、地域を変える原動力として、また、地域から日本を変えていく原動力として地方大学で本学の果たすべき役割を具現化し実践していかなければならない。そのためにも本学独自の産学連携プログラムとして更なる展開を図っていきたい。