平成25年度「地（知）の拠点整備事業(大学COC事業)」採択　地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

今年度も地元企業の経営革新を推進するプログラムがスタート！
平成26年度 経営革新勉強会オープン講座開催

ミニメイドサービス山田社長を囲んでのディスカッション

　地元の企業を対象に、顧客志向に基づく経営品質向上に向けた学習機会をご提供する、産学連携プログラムである平成26年度経営革新勉強会オープン講座を平成26年5月13日（火）に、地元企業や官公庁、教職員など約70名の参加の中、12号館アントレプレナーズラボにて開催した。
　開会に先立って、(株)芝寿し　梶谷晋弘社長よりご挨拶をいただいた。引き続き虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻、明道弘政教授より、「経営イノベーションの現状と動向」についてのレクチャーが行われた。
　その後日本で初めての家事サービス事業を展開し、富裕層の家庭に対して定期的に家事支援サービスを展開する東京都渋谷区に本店を置くミニメイド・サービス(株)山田長司社長、企画開発部の加納真由美氏より「成長のフレームワーク」と題して経営品質の考え方の社内への展開について、事例を基にご講演頂いた。

　講演後には参加企業の経営者を対象にエグゼクティブ・ネットワークとして山田社長とディスカッションを行った。講演では聞けない生の情報を引き出そうと熱心な意見交換が繰り広げられた。また参加企業の幹部・社員クラスの方については、ミニメイド・サービス(株)の取り組みをテーマとしたグループワークショップ及び発表が行われた。参加企業の方の非常に活発な意見が飛び交う中、自社・自組織への具体的展開を実践し、メンバーが相互に学び気づき合う研究会となった。

　参加企業から、「業種が違うが大変参考になった」「実際に業務改善に取り組んでいるリーダーのお話は参考になった」など多数の意見を頂いた。

　今年度の本研究会は、年8回の講座を全国企業品質賞受賞企業の経営者の方に、自社の卓越した経営の取組みについてご講演頂く予定である。
　その取組みについて、参画する企業が、業種や組織規模の枠組みを超えて共に学びあう場が提供される。また最終回には、参加企業が自社の組織全体像をまとめた「組織プロフィール（事業概要）」を作成し、発表会を行う予定である。

　今年度も優れた企業の事例を学びながら、企業の成長と発展に寄与する本学独自の産学連携プログラムとしての更なる定着を図っていきたい。