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「第2回高大連携教育改革シンポジウム」を開催

高校と大学が新しい時代の教育を議論する「第2回高大連携教育改革シンポジウム」(共同主催:金沢工業大学・京都工学院高校、後援:京都市教育委員会)を平成31年2月22日(金)に京都市立京都工学院高校で開催した。昨年2月の第1回シンポジウムに続いて開催された今回のテーマは、「学習者中心の教育への転換」と設定され、全国各地から約170名が来場した。

シンポジウムでは、よりよい教育現場を実現するための方針について、文部科学省 初等中等教育局 参事官(高等学校担当)付 産業教育振興室 教科調査官の持田雄一氏にご講演いただき、工業教育における高等学校学習指導要領の改訂の意図や、これから高校はどのように考えていかねばならないか、その期待について、ご説明いただいた。
次に、特色ある学習者中心の教育を学校全体で目指す2つの高校、京都市立京都工学院高等学校・砂田浩彰校長、埼玉県立川越工業高等学校・清水雅己校長より、各校での取組についてご説明いただいた。新しい取組に積極的にチャレンジしている京都工学院高校と、従来型の課題研究で成果を出している川越工業高校の両校だが、根本には同じような発想を持って取り組んでいることが印象に残る、熱の入った両校の講演であった。

AI等による技術の発展がもたらす教育現場の変容の中で、生徒・学生が自ら学び続ける力を育むために、学習者中心の教育こそ必要と考えており、高大接続による広域的FDネットワークを通じて、高校、大学、社会に繋がる“探究的な学び”の教育を展開していきたい。

開催概要

高大連携教育改革シンポジウム 第2回 テーマ「学習者中心の教育への転換」

日時:平成31年2月22日(金)13:00~16:40
会場:京都市立京都工学院高等学校 中央棟ホール及びインフォメーション・コモンズ
主催:金沢工業大学、京都市立京都工学院高等学校
後援:京都市立教育委員会

タイムスケジュール

時間 内容
12:00 開場
13:00 開催挨拶・プログラム紹介
金沢工業大学 教育再生加速委員長 森本 喜隆
13:10 高等学校学習指導要領の改訂と工業教育
国立教育政策研究所 教育課程研究センター 研究開発部 教育課程調査官
文部科学省 初等中等教育局 参事官(高等学校担当)付 産業教育振興室 教科調査官 持田 雄一
13:50 「プロジェクトゼミ」を核とした新しい工学系高校の挑戦
京都市立京都工学院高等学校 校長 砂田 浩彰
14:50 休憩
15:20 「社会に開かれた教育課程」の実現を目指して
埼玉県立川越工業高等学校 校長 清水 雅己
16:00 アクティブラーニングと学修成果の可視化
金沢工業大学 学長 大澤 敏
16:40 閉会

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