ホーム > 事例紹介

「第1回高大連携教育改革シンポジウム」 を開催

高校と大学がテーマに沿った事例を持ち寄り、教育改革について話し合う「高大連携教育改革シンポジウム」(共同主催:金沢工業大学・京都工学院高校、後援:京都市教育委員会)を平成30年2月23日(金) に京都市立京都工学院高校(本学の連携協定校)で開催した。初開催となる今回のテーマは、「教育評価とPBL」(PBL:Project Based Learning)。参加者は高校156人、大学31人、一般17人の合計204人となり、高校からの参加は、北海道から沖縄まで21都道府県40校から広域的に集まり、盛況の中で開催することができた。

基調講演には、九州大学・深堀聰子教授(平成30年2月23日時点では国立教育政策研究所高等教育部長)にご登壇いただき、国立教育政策研究所が進めているTuningテストの取り組みを中心に、世界における教育の質保証と学生中心の教育に移行する潮流について解説していただいた。
パネルディスカッションでは、高校・大学間で求めるコンピテンスの違い、質の高い教育実践のノウハウを高校・大学で情報交換することの重要性、PBLにおける現場レベルへの支援、「質の高い雑用」の重要性について確認した。

今後、高校での実践が増加する中で、大学におけるPBLのあり方が変容することは必至であり、高校・大学でPBLの発展を考えていきたい。

【リーフレット】金沢工業大学におけるPBLと教育評価を軸とした高大接続の取り組み

開催概要

高大連携教育改革シンポジウム 第1回 テーマ「教育評価とPBL」

日時:平成30年2月23日(金)11:00~15:00
会場:京都市立京都工学院高等学校 中央棟ホール及びインフォメーション・コモンズ
主催:金沢工業大学、京都市立京都工学院高等学校
後援:京都市立教育委員会

タイムスケジュール

時間 内容
10:00 開場
11:00 開催挨拶
金沢工業大学 教育再生加速委員長 森本 喜隆
11:10 京都工学院高校における教育実践
京都市立京都工学院高等学校
 教諭 築山 富司彦
 教諭 上野 僚
11:35 高校教員研修におけるPBL設計
金沢工業大学 教授 松本 重男
11:50 PBLを活用した課題研究の取組-「笠工テクノ工房」を通じた地域貢献活動-
岡山県立笠岡工業高等学校 教諭 芦田 忠大
12:05 評価を軸とした京都工学院高校との連携
金沢工業大学 准教授 木村 竜也
12:20 大学PBLの改革
金沢工業大学 学長 大澤 敏
12:40 休憩
(12:00~13:20 カフェテリア(食堂)をご利用いただけます。)
13:20 基調講演
「学生中心の教育に転換する世界の大学-アウトカムに基づく高等教育の国際的質保証-」
国立教育政策研究所 高等教育研究部長 深堀 聰子
14:00 パネルディスカッション
コーディネータ: 金沢工業大学 教育再生加速委員長 森本 喜隆
パネリスト: 国立教育政策研究所 高等教育研究部長 深堀 聰子
岡山県立笠岡工業高等学校 校長 文谷 元信
京都市立京都工学院高等学校 校長 砂田 浩彰
金沢工業大学 学長 大澤 敏
金沢工業大学 教授 青木 隆
14:50 閉会挨拶
京都市立京都工学院高等学校 校長 砂田 浩彰
15:00 高校校内見学会
希望者を対象に京都市立京都工学院高校の見学会を行ないます

>> 事例紹介一覧へ <<