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「金沢工業大学 AP事業 シンポジウム」を開催

本学ではこれまでのGP事業等で取り組んできた各教育課程等の改善を学部教育全体で推進し、最適化を図ることを目的とし、「大学教育再生加速プログラム(AP事業)」に申請し、正課教育と課外教育を接続する学生の能動的な学びを支援する新たなシラバスを構築し、これにより統合型アクティブ・ラーニングのシステムを全学的に展開し、併せて学士課程全体を技術者教育の世界標準になりつつあるCDIOのフレームワークに照らし合わせ、能動的な学修が可能となる環境の整備を行ってきた。

プログラム冒頭では金沢工業大学学長・大澤敏が挨拶した。本学が本事業の6年間において、学生における正課と正課外の学びの接続を図りながら、学修成果の可視化を通じて、高校や社会にも開かれた学びの場を提供する取組を続けてきたことを紹介し、本事業の終了を新たなスタートとしていくことを誓った。
午前中の第1部では、本事業で実施してきた3つの取組(アクティブ・ラーニング、学修成果の可視化、高大接続)の成果について、本学の教員が報告した。
午後に入ってからの第2部では「PBLと教育評価を軸とした高大接続の取組」として、協定連携校である京都市立京都工学院高校の砂田浩彰校長の講演の後、京都工学院高校の生徒と本学の学生がそれぞれPBLに取り組んだ学修成果を発表した。
最後に外部評価会議として、高校から大学、そして社会までの接続を見据えた大学教育について、4名のパネリストが産学それぞれの立場からディスカッションした。各パネリストからは本事業の成果について、全学共通の教育システムを効果的に運用して、教育評価を可視化する取組を高く評価する声が聞かれ、今後もさらなる検証を進めながら、PBLを軸とした事業を推進していくことへの期待が述べられた。

開催概要

金沢工業大学 AP事業 シンポジウム アクティブ・ラーニングと学修成果の可視化、そして高大接続

日時:令和2年2月14日(金)
 第1部 10:00~11:30
 第2部 14:00~16:15
会場:金沢工業大学 23号館 1階 パフォーミングスタジオ
主催:金沢工業大学
後援:京都市教育委員会

タイムスケジュール

時間 内容
【第1部】10:00~11:30 〇学長挨拶

〇3つの取組の成果報告
 アクティブ・ラーニング( e-シラバス)
 金沢工業大学 工学部 情報工学科 教授 山本 知仁
 学修成果の可視化
 金沢工業大学 修学基礎教育課程 教授 青木 隆
 高大接続
 金沢工業大学 修学基礎教育課程 准教授 木村 竜也
【第2部】14:00~16:15 〇講演
京都市立京都工学院高校 校長 砂田 浩彰
〇学修成果発表
京都市立京都工学院高校 生徒
〇学修成果発表
金沢工業大学 情報フロンティア学部 経営情報学科 講師 北川 達也
金沢工業大学 経営情報学科 学生

〇外部評価会議
[パネリスト]
 小松川 浩(千歳科学技術大学 教授)
 手操 能彦((株)デンソー)
 水谷 健治(ヤマザキマザック(株))
 砂田 浩彰(京都市立京都工学院高校 校長)
[ファシリテーター]
 森本 喜隆(金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授)

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